LOST MEMORIES ⅡCⅡⅩⅨ
日曜が通りすぎ、翌週。
学校生活はもう慣れきってしまった瑛瑠は、お昼休みは歌名と昼食をとっている。
「わかっているところまで話合わせをしてきたんです。結果的に混乱を極めたのでそこでお話はやめてしまったのだけれど、今度はおふたりとも話合わせをしたいなって。」
前の席にいる望にも声をかけて、土曜日の報告である。すると、振り返っている望は顔をしかめる。
「霧とふたりで出掛けたの?」
……そこ?
「ずるいね。今度ぼくとも行こう。」
え?
思っていた反応と違う反応に、思考が追い付かない。
「はいはい、それは今度ね。
ねえ瑛瑠。それは、近いうちに集まるってことで良いの?」
なるほど。出し惜しみなしというのはこういうことなのだろうか。
歌名の華麗なあしらいに苦笑しつつ、頷く。