We are number 51 Generation!
僕がNumber 51,つまり51番世代と呼ぶ理由は複数あります。
まず,1番大きいのは我々と同じ2004年生まれの野球選手のスター,浅野翔吾選手が背番号51を背負っているという事実です。
まだ20歳や21歳という僕らの世代は,皆さんもご存知の通り普通ならまだ大学を卒業する年齢ではありません。
しかし,野球という視点で見ると高校では甲子園をはじめとした大会にこそ予選で敗れてしまってスカウトの目に止まらなくてプロ入りが叶わなかったけれど民間企業の硬式野球部をはじめとしたチーム,いわゆる社会人野球や大学で野球を続けることになったポテンシャルの高い選手がこれから社会人野球・大卒の即戦力として多くのプロチームから指名を受けて名選手となる可能性を秘めている世代なのです。
また,我々世代の野球選手というのは高校時代にコロナ禍が直撃して実際に多くのファンに直接プレーを見てもらう機会が少なく,様々な要因が絡んだ結果とはいえ,結果として高卒よりもそれより歳上の大卒や社会人といった即戦力とみなされる選手の指名が多かった年の世代でもあります。
だからこそそんな中でも特に努力を重ねてきてドラフト1位,つまりある年に新しい選手として求める学生や社会人選手チームにいる数多くの選手のうち,そのチームにとっての言わば必要度No.1として選ばれた浅野選手というのは、僕にとって特別な存在なのです。
次に,僕らの世代が憧れとして見ている名選手の先輩方と背番号51の関係性です。
当時は圧倒的少数派だった「アメリカでプレーするアジア系野球選手」の中でもその成績の凄さからようやく名前があがるようになって来た、背番号51のイチロー選手がある意味アメリカでプレーする日本人名選手として知名度を上げて始めてきた時代と僕が野球を見始めて多くの選手を知ることになった時期が重なり,また先述の浅野選手も同じ外野手という立場からかイチロー選手に憧れた1人だと公言しています。
それとは少しズレますが,僕らの世代はSNSの普及やWBCを契機に比較的最近野球を見始めた人も多いでしょう。
そんな彼らの記憶に新しい選手も広島の鈴木や小園,横浜の宮崎,阪神の中野といった各チームの顔と呼べる主力選手たちが背番号51を背負うようになってきていることも理由になるのではないでしょうか。