百舌鳥と愉快な仲間たち_9
_アリエヌスの体外
「の…のまれた…」
フスは小さく呟き、呆然と突っ立っていた。_いや、誰が想像できたんだよ。でっかいアリエヌスが真ん中から裂けて二体に増えた上にそのうちの一体が仲間を飲み込むなんて。そんなフスの思考に割り込むようにカメルスの声が飛び込んでくる。
「おぉおおおおい!!ぼんやりしてる場合かよ!?倒すぞ!?さっさと倒せばまだ助かるかもしんねぇんだから!!」
「…え?あ、ああ…!そうだよな、うん…!」
フスの返答に満足したのか、カメルスは少し笑った。
「……遅くても20分以内に終わらせる…」
ユニシンクトゥスは二人にそう声をかけると、レヴェリテルムの大きさを調整し始める。
「…多分…あのアリエヌスは目が弱点だ…あの潰れてる方は頼んだぞ」
「目、ですか…?えっと、完全に破壊すれば良いんですかね…?」
低姿勢で尋ねるフスに、ユニシンクトゥスは小さく頷く。
「先輩は一人であっちの奴やんのかよ?先輩がいくら強いっつってもあのアリエヌスを一人でとか…大丈夫かぁ?」
「…カウダトゥスたちが…内側から攻撃している…」