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タイムジャック2

「協力?」
“そうか、別に戦わない選択肢がないと言うだけで協力しちゃいけない訳じゃない”
「そう、明確な攻撃手段がないだろ?お互いさ」
「ま、まぁな」
俺は少し拳を作った。
「もちろん、それは超能力という意味だ、その拳はこの話に意味がない」
やはりバレている。こいつも本当に未来が…
「確かに協力した方が良さそうだ」
拳を解き、その手を彼に向ける。
「同じ能力同士だと話が早くて助かるよ」
彼もその手を掴んだ。
「お互いまだ名乗ってなかったな、俺は常磐守、よろしくな」
「僕は奥野智也、君とは仲良くなれそうだ」
『さぁ超能力者の原石達よ、準備はいいか?』
会場を先程の静寂に包む声。
『あと10分でスタートだ。存分に生き残りたまえ!』
部屋の壁面にモニターが現れ、タイマーが表示される。
「いよいよ始まるね」
「あぁ、やるしかねーな」
0:10
この辺りから色んな人間の思惑が頭の中に飛び込んでくる。
0:09
「僕らみたいな考えのやつもいるだろうね」
0:08
「どうかな…基本人間なんて自分勝手だからな」
0:07
時間を止める。または時間を早回しする。
0:06
色んな考えのやつがいる。
0:05
それを認知できるなら…
0:04
せっかく智也もいる
0:03
攻撃しなくたって
0:02
やりようはある
0:01
「来る…」
0:00
画面がその数字を表示した瞬間、
景色が全て停止した。
「さすが、まずは第1関門突破かな」

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ちょっとした企画:理外の理に触れる者 2/2

・二つ名
異能者が自称したり他の異能者から呼ばれたりする異名。どこかの異能者が「何かかっこよくね?」みたいなノリで付けたところ、他のノリの良い異能者たちも便乗し始めた。現在では全異能者のうち、実に6割が二つ名を持っている。そのうち半分程度は他の異能者にも知れ渡っている。漢字オンリーの四字熟語みたいな雰囲気のやつもあれば横文字のやつもある。仮名と漢字が混ざっているのもいる。基本的に支配者レベルの異能者の二つ名には「王」「帝」「神」などの文字が使われることが多い。それより下の位階の能力者がそれらの文字を使った二つ名を名乗ると、よほど実力が無い限りは表で陰で思いっきり叩かれる。支配者の人たちは王や神なのでそんな細かいこと気にしないでくれることも多い。

・後見
異能者が他の異能者、特に自分より下の位階の能力者を自分の下に置いて世話すると宣言すること。基本は支配者級の能力者しかやらない。たまに指揮者級で力のある能力者がやることもある。簡単に言うと、「こいつ私のお気に入りだから手ぇ出すなよ?」ということ。元々はとある支配者級の異能者が、自分の住む地域一帯で起きる異能者どうしの諍いを手っ取り早くおさめるために考案したシステムであり、後見された異能者は周囲から、後見した異能者の手下扱いされると同時にいじめられにくくなる。後見対象をどうするかは人によって違う。宣言だけして放っておくこともあれば、能力の制御の練習に付き合ってあげたり、お友達になったりということも。


ざっくりした設定はこのくらいです。質問があったらレスしてください。あとは皆さんの想像力にお任せします。今月いっぱいくらいを目安とした企画です。書いて良いよって人はタグに『理外の理に触れる者』を入れて投稿してください。

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ちょっとした企画:理外の理に触れる者 1/2

異能設定
肉体年齢3歳以上の人間または人外存在に、大体2d6で6ゾロが出るのと同じ確率で発現する。人外存在の場合は若干確率が上がり、人間の倍くらいの確率で発現する。学校の1クラスに1人か2人はいるくらいの確率。
能力名は以下の2要素によって説明される(「○○の●●者」みたいな感じで)。
・能力対象
異能で干渉する対象。1d100でファンブルするのと同じくらいの確率で同じものを対象とする異能者が現れることもある。
・位階
干渉の程度の強さ。4段階に分かれる。能力の強制力は上の位階ほど強く、能力同士が干渉した場合、より高い位階の能力が優先される。
能力の使用には代償が必要で、基本的には体力の消耗という形で処理される。稀にそれ以外の方法でどうにかしている能力者もいる。位階が上がるほど代償は大きくなるが、その分できることも大きくなる。
また、能力を使い続けることで上の位階にランクアップすることもあり得なくは無いが、一つ位階を上げるためには普通にやったら大体数百年から数千年の年月が必要なので、人間には基本的に不可能。ランクは以下の通り。
観測者:最も低い位階。対象を認識する異能。所謂「霊感」などはこれに当たる。能力者全体での割合は2d6で4以下が出る確率と同じくらい。
干渉者:2番目に低い位階。対象に触れ、その動作や定義に干渉する。本質は対象への『依頼』であり、対象には依頼を拒否する権利がある。できることはあまり多くは無いが、能力使用による代償も少ない。能力者全体での割合は2d6で5~7が出る確率と同じくらい。
指揮者:2番目に高い位階。ある程度の強制力と威力を以て対象を操作するもの。本質は対象の『使役』であり、対象は基本的に命令を実行しなければならないが、抵抗する権利がある。抵抗は多くの場合肉体や精神の変質という形で現れるため、未熟な能力者は能力に振り回される。能力使用時、改変の規模に比例してより大きな代償が必要になる。能力者全体での割合は2d6で8~11が出る確率と同じくらい。
支配者:最高位階にして能力の完成形。指揮者以下にできることは全部できる上、絶対的な強制力を持っている。威容による命令であるため代償も存在せず、また対象は自分にとって不都合な動作ができなくなる。能力者全体での割合は2d6で6ゾロが出る確率と同じくらい。

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その⑥

「ごちそーさまでした」
未だ飲み込み切れない霊体組織に口をもぐもぐさせながら手を合わせ、月は化け物に向き直った。
「鬼、ご苦労」
床に倒れて動かなくなった鬼の背中を踏みつけつつ、化け物に近付いて行く。彼女が通り過ぎるのと同時に、鬼の身体は彼女の足元に吸い込まれるように消えていった。
「さて、待たせたなぁ」
化け物が咆哮をあげ、両腕を彼女に向けて伸ばしたが、月の目にも留まらぬ蹴りがそれを弾き返し、衝撃に耐えきれなかったのか片腕は2つ目の肘関節から捩じ切れ落ちた。
「どした? この程度か? ほらほら頑張れ頑張れ」
にやつきながら化け物を睨む月の両目の上には、いつの間にか新たに1対、金の虹彩と縦長の瞳孔を具えた眼が現れている。
化け物が残った片腕で薙ぐように攻撃を放つ。遠心力によって化け物自身の能力以上の威力を持っていたそれを、月は片手で軽々受け止め、膝を使って蹴り折り引きちぎった。
「ほらほら、もうお手てが無くなっちゃったなァー?」
ちぎった腕を引きずりながら更に近付く。化け物が短く吠えて噛みつこうとしてきたが、月は一度腕を放り捨ててから片手で受け止め、下顎を鬼化した脚で踏みつけ、押さえた片腕で上顎を持ち上げ、動きを完全に封じてしまった。
「あーらら、もう動けなァーい。……さて」
鬼の牙の並ぶ口を耳まで裂けさせたにたにた笑いを化け物に向け、空いた片腕を虚空に向けて突き出す。
「戟、来ぃ」
無から突然現れた矛状の武器を掴み、開かれたままの化け物の口の中に突き刺し、その頭部を貫通させる。無数の眼球が一瞬ぎょろぎょろと動いたが、すぐにそれらは動きを止め、薄灰色に濁り、月が戟を消すと支えを失った死骸は壁から剥がれ、畳を数枚吹き飛ばして床上に斃れた。
「よしよし、鮮度は大事だし、さっさとイタダキマス」
露わになった床板の上に座り込み、化け物の残骸をかき集め、月はゆっくりと食事を始めた。

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その⑤

「それじゃ、イタダキマス」
鬼と化け物がぶつかり合う激しい戦闘音を気にかける様子も無く、月は人影にのしかかったまま手を合わせた。
「どこからいこっかなー……やっぱ取りやすいとこからかなー……」
ぶつぶつと呟きながら、人影の肩の辺りを押さえた膝でそのまま腕に当たる部位を踏み折り、付け根から外れた腕を拾って食べ始める。
「……うーん……あっさりめ。まあメインディッシュは向こうにいるし」
十数秒で腕の1本目を食べ終わり、もう片方にも手を付ける。
(……しかし私の異能、『鬼神の指揮者』。オバケを食べることで能力を使う原動力にしてるわけだけど……、そのオバケを食べるために能力で顎を鬼化させる必要があるわけで、それでまたお腹が空いてくる……)
「…………控えめに言って最高」
食べ進めて最後に残った腕の付け根を口内に放り込んでから、月は心底幸福そうに呟いた。
「さて、次はどこにしよ…………座り心地悪いなァ」
最後の抵抗にのたうつ人影に苦言を吐き、両手を頭部に当たる部位にかけ、勢い良く捻る。頭部が120度ほど回転した人影はそれでもなお暴れていたが、月の手刀が首を切断すると、それきり動かなくなった。
「さすがにちょっと大きいかなー……まあいけるいける」
頭部を持ち上げてしばらく眺めていた月だったが、鬼化した下顎をさらに縦に分割し、蛇が獲物を食らうようにその頭部を丸呑みし始めた。途中、化け物に殴り飛ばされた鬼がすぐ横を飛んでいったが、指だけで再び化け物に立ち向かうよう指示すると、鬼はすぐに体勢を立て直し、また突進していった。
「……………………ふぅ、さすがに頭まるまるはきつかったぁ。そろそろ鬼にも申し訳ないかな。さっさと残りも食べちゃお」

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その④

月に取り押さえられた人影はしばらく手足をじたばたと振り回していたが、身体の上に座られ、両腕を膝で、頭部を片手で畳にめり込むほど押さえつけられ、全く逃れられる気配は無い。
「ほれほれ大人しくなー。さっさと本体出して」
月が言うと、部屋の奥の壁に瘴気が集まっていき、遂に怪異存在の本体が姿を現した。
壁から生えるようなそれは凡そ痩身の人間の上半身の形状をしていながら、現れている部分だけで全長は3mに近い巨体であった。異様に長い腕には一般的な人間より2つ余計に関節ができており、片方の掌につき4本しか無い指は、球関節にでもなっているのか滅茶苦茶な方向と角度で折れ曲がっている。また全身の皮膚は青白いにも拘わらず、熱を発しているのか全身から湯気が立ち昇っており、ところどころに金属光沢を帯びた鱗のようなものが生えている。頭部では長く鋭い牙の並んだ口が耳まで裂けており、頭蓋全体を血走った無数の眼球が覆い尽くしている。
「うんうん、これは食べ応えありそう。鬼、来ぃ」
月がそれを恐れる様子も無く虚空に命じると、彼女の足元から別の人外存在が現れた。
およそ八尺、天井と比較してやや高すぎる背丈を折り曲げ、金色の瞳を具えた両の眼で化け物を睨むのは、赤い皮膚と分厚い筋肉に覆われ、額から二本の太く短い角を生やした、まさしく『鬼』と呼ぶべきモノだった。
「私はこれからしばらく食事に入る。その間この場を持たせておけ」
その言葉に従うように、鬼は一声短く吠え、化け物に肩から突進していった。

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その③

人型から剥ぎ取った霊体組織を齧りながら、月は人型から示された道を進んでいた。
「うん……食感は良い……けど味は薄すぎるし、何より量が足りない……」
自分の目方の半分程度はある霊体をみるみるうちに腹に収め、最後の一かけらを飲み込む頃、漸く目的地に到着した。
「おー……おっきい家」
固く閉ざされた門を蹴り、施錠を確認してからその上を軽々と跳び越え、前庭に蔓延る雑草を枯れ朽ちさせながら進み、ほぼ何の障害も無く母屋に到着した。
「ノックしてもしもーし。ヤバいのがいるってんでご相伴に与りにきましたー」
引き戸の入り口もまた当然のように施錠されており、月はそれを蹴破って屋内に侵入した。
屋内には幼い少女のすすり泣く声が響き渡っており、月はその音源を探して屋内をしばらく歩き回る。
「ん、ここか。トツゲキー」
やがて音源たる一室を発見した月が、現在彼女が居る廊下と室内を隔てる襖戸を蹴破ると、30畳ほどの広間の中央付近で幼子らしき人影が入り口に背を向けて蹲っていた。先ほどから聞こえてきている泣き声は、その人影から発されているようである。
「……擬餌よ、一つ教えておくと」
月は一足に人影の背後まで跳び、それが振り向く前に頭部らしき部位を捕え、床面に叩きつけ取り押さえた。
「今どき、廃墟で泣き声が聞こえて心配して近付くような奴などいないぞ」

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その②

「御機嫌よう。ようこそいらっしゃいましたわ」
伽は突如現れた人外存在に怯む事無くにこやかに話しかけた。
『気ニシナクテ良イノヨォ。オ姉サンノ言ウコトナラ何デモ聞イチャウヨォ』
人型もケタケタ笑って返す。
「実はですね、この辺りで人外のモノを探していますの。できるだけ大きなものが望ましいのですけれど……心当たりありません?」
そう問われて、人型は顎に指を当てて考え込んだ。
『フゥーンム…………。イヤ、マアネ? オレモ根無シノ浮遊霊ダ、ソノ手ノ噂ニハ明ルイ自負ガアルヨ? ケドネェ……オ姉サンヲ危険ニ晒シチャア、オレガ何言ワレルカ分カンネーノヨ……』
「あら心配してくださるの? ご安心なさって、向かうのはこの子ですわ」
伽は悩む人型に笑いかけ、月を指しながら言った。月も突然注意を向けられて一瞬きょとんとしたものの、すぐ微笑んで人型に手を振ってみせた。
『エ、マジデェ? ソンナラドーデモエーワ! チョイト待チナィ!』
口しか見えない表情を輝かせた人型は、腕を構成する靄を一度ほどき、変形させて再び固定した。
『ジャジャァーン、オレ製コノ街ノ地図。チョウドココノ所ニアル空家ガヤベエノヨ。見タ目ハ立派ナ日本家屋ナノニ勿体無イ』
人外の靄で構成された地図を数十秒かけて頭に叩き込み、月は姿勢を正した。
「ほうほうなるほど。ありがと人型さん。じゃ行ってくるなー」
『オウ逝ッテコーイ!』
伽と人型に手を振ってその場を去る月を見送り、伽は不意に先程までとは異なる冷たい表情を人型に向けた。
「……ところで貴方。身体が半分も削り取られて、まだ動けるんですのね?」
『……エ? エ、アレェ⁉ アバ、アババーッ⁉』
自身の異常を思い出したように断末魔をあげて崩れていく人型をその場に放置して、伽はその場を離れた。
「近頃この辺りに出没していた浮遊霊の退治、終了。ルナちゃんがちょうど良く通りかかってくれて助かりましたね」

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理外の理に触れる者:魑魅魍魎の総大将 その①

「や、いかろ姐さん」
とある夕暮れ時、薄暗い路地裏にて声を掛けられ、その女性は振り返った。
「あらルナちゃん。学校の帰り?」
『いかろ姐さん』と呼びかけられたその女性は、よく見知った少女の姿を見とめ、視線を合わせるように腰を曲げながら答えた。
「そそ。ところで私、お腹空いちゃってまして……いつもの、お願いできます?」
鋭い牙を口から覗かせてニタリと笑う月に対し、いかろもとい伽はしばし考え込んでから答えた。
「……指揮者さま直々のお願いですし、まあ良いでしょう。不肖ながらこの”霊能者”伽、特別割引でお受けいたしましょう」
「わーい。今おサイフに300円しか持ってないんだけど、それで良い?」
「いえ、お金を戴くなんてとんでもない。ただ、こちらのお仕事を少しばかり手伝っていただければ……」
「あー……まあ軽いオヤツをはさむのもアリかな。おっけおっけ」
月の返答に頷き、それから伽は数秒黙り込んだ。瞑目し、集中力を高めるように深呼吸を繰り返し、不意にかっと目を見開く。それと同時に彼女の目の前に、どこから現れたのか黒く禍々しい靄のようなものが集まり、やがて人間を模した形状に安定していった。
『ヤァ、ドウシタイオ姉サン。手デモ借リタイノカイ?』
その人型は楽しそうに、ガサガサとした気味の悪い声で問いかけた。

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能力モノの設定を思いついたので誰か書いてください その②

・二つ名
異能者が自称したり他の異能者から呼ばれたりする異名。どこかの異能者が「何かかっこよくね?」みたいなノリで付けたところ、他のノリの良い異能者たちも便乗し始めた。現在では全異能者のうち、実に6割が二つ名を持っている。そのうち半分程度は他の異能者にも知れ渡っている。基本的に支配者レベルの異能者の二つ名には「王」「皇」「帝」「神」などの文字が使われることが多い。それより下の位階の能力者がそれらの文字を使った二つ名を名乗ると、よほど実力が無い限りは表で陰で思いっきり叩かれる。実際の支配者の人たちは王や神なのでそんな細かいこと気にしないでくれることも多い(たまに狭量な人も居る)。

能力詳細
・各位階は具体的に何ができる?
 観測者にできるのは良くてせいぜい能力対象と意思疎通ができるようになるところまでです。その結果、対象が意思と自ら動作する能力を持つ場合は、もしかしたら交渉して望む行動をしてもらえるかもしれません。
 干渉者にできることは簡単に言うと「動作の依頼、定義への干渉」です。飽くまでも「依頼」であり、絶対に言うことを聞いてくれるとは限りませんが、無生物や概念相手でも使える上、あまり大規模な動作でなければ基本的にはやってくれます。また、能力対象になるためには干渉者以上の位階が必要です。
 指揮者にできることは簡単に言うと「操作・使役」です。ある程度の強制力があります。支配者級の異能者に妨害されない限り、その指令は基本的に実行されます。干渉者以下にできることも大体できます。
 支配者は何でもありです。以上。
 たとえば「霊体」が対象だった場合、観測者はそれらを認識でき、おしゃべりも可能かもしれません。干渉者は彼らに触ることができ、もしかしたら軽く追い払ったり呼び寄せるくらいできるかもしれません。幽体離脱とかもできるかも。指揮者は彼らを使役できます。召喚したり祓うことも可能です。支配者は霊絡みでさえあれば何でもありです。

この世界観、設定で何か書いてみても良いよって方がいたら、書いてやってください。タグに「理外の理に触れる者」と書いていただければ幸いです。

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能力モノの設定を思いついたので誰か書いてください その①

異能設定
肉体年齢3歳以上の人間または人外存在に、大体2d6振って6ゾロが出るのと同じくらいの確率で何の前触れもなく唐突に発現する。人外存在の場合は若干確率が上がり、人間の倍くらいの確率で発現する。平均して学校の1クラスに1人か2人はいるくらいの確率。
能力名は以下の2要素によって説明される(「○○の●●者」みたいな感じで)。
・能力対象
異能で干渉する対象。1d100でファンブルするのと同じくらいの確率で同じものを対象とする異能者が現れることもある。
・位階
干渉の程度の強さ。4段階に分かれる。能力の強制力は上の位階ほど強く、能力同士が干渉した場合、より高い位階の能力が優先される。
能力の使用には代償が必要で、基本的には体力の消耗という形で処理される。稀にそれ以外の方法でどうにかしている能力者もいる。位階が上がるほど代償は大きくなるが、その分できることの幅も大きくなる。
また、能力を使い続けることで上の位階にランクアップすることもあり得なくは無いが、一つ位階を上げるためには普通にやったら大体数百年から数千年の年月が必要なので、人間には基本的に不可能。それこそ時間の異能者でも無ければ無理。ランクは以下の通り。
観測者:最も低い位階。対象を知覚認識する異能。所謂「霊感」「未来予知」「読心」などはこれに当たる。能力者全体での割合は2d6振って4以下が出る確率と同じくらい。
干渉者:2番目に低い位階。対象に触れ、その動作に干渉する。できることはあまり多くは無いが、能力使用による代償も少ない。能力者全体での割合は2d6振って5~7が出る確率と同じくらい。
指揮者:2番目に高い位階。ある程度の強制力と威力を以て能力対象を操作するもの。能力使用時、改変の規模に比例してより大きな代償が必要になる。能力者全体での割合は2d6振って8~11が出る確率と同じくらい。
支配者:最高位階にして能力の完成形。指揮者以下にできることは大体できる上、絶対的な強制力を持っている。威光による命令であるため、代償も存在しない。能力者全体での割合は、2d6振って6ゾロが出る確率と同じくらい。

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対怪異逃避行:鏡像の怪異 のあれこれ

・相手した怪異
『とある学校の七不思議:鏡像の怪異』
午後6時6分、かつ日没後、校舎の西階段2~3階間の踊り場にある鏡を見てはいけない。鏡像の中の自分が手を伸ばしてきて、現実の自分を殺しに来るのだ。
「鏡像の自分」は動きこそ素早いものの、鏡から完全に外に出ていくことはできないので、回避自体は決して困難ではない。
しかし、この怪異は一度発生すれば学校敷地内の鏡面をどこまでも追跡し、目が合えば再び攻撃してくる。

・登場人物
主人公:特に霊感があったりするわけでは無いが、周囲の人間が何故かそっち系の話大好き人間ばかりなので、知識はそれなりにあるし、存在も信じている。七不思議は何かそういう生き物なので見える。
幼馴染:中学校までは主人公と同じところに通っていたが、学力の差etc.の要因によって別の高校に通うことになった。家系の因縁で霊感めいたものがあり、自衛のために知識を貪欲に吸収している。稀に家系とは無関係に忍者めいた身体能力と影の薄さを発揮することがある。

・今回の怪異誕生秘話
夜中にヘッドライト付けたまま手を洗いに洗面所に行ってふと鏡を見たら光の反射で顔が潰れて眩しかったのに着想を得て、悪意ガン積みしたのが今回の怪異。

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対怪異逃避行:鏡像の怪異 その⑦

(そうはさせるか……! それにテメエの攻略法なら、既に『複数』考えてあるんだよ!)
奴が完全にしゃがみ込み、普通にしていれば目が合わないなんてあり得ないほどに身体を折り曲げた。しかし生憎と、現実の俺と鏡の中の俺の目が合うことは無い。
咄嗟に出したスマホのライトで照らされて、反射光で完全に顔が潰されてるんだからな。ちょっと眩しいが、この程度はコラテラルダメージだ。
「ザマァ見やがれ」
鏡像に中指を立てて校舎を出る。向こうも中指を立てて返した。所詮は反射だ。

「やあ、お疲れ様」
「ん」
校舎を出て数歩、あいつが背後から肩を叩いて労ってきた。間違っても後ろは向かないようにする。また鏡面を見る羽目になっちゃまずいし。
「いやぁ、奴が勝手に動いた時にはもう駄目かと思ったよ」
「あんま俺を舐めんなよ? お前から怪談を聞いては『主人公もこうすりゃ良かったのに』なんて妄想してんだぜ」
「私が君の生存に一役買ってたわけだ。嬉しいことだね」
「身の程を弁えろ元凶」
「はっはっは。ところで奴の出現範囲は、『学校敷地内』だ。校門までもう少しだけ、気を張っていた方が良いと、私は思うね。……そういえば今日は午前中、雨が降ってたね」
「わーかってるって」
用済みになったスマホはうっかりオフになった画面を見ないようにポケットに仕舞って、校舎からは全力で目を逸らして、俺たちは無事に帰途についた。
ちなみにあいつは不法侵入について何のお咎めも無かったらしい。というか侵入を気付かれてもいなかったらしい。たしかに他の生徒や教師の姿は見なかったが、侵入者が全く気付かれず好き勝手歩き回るとか恐ろしいことだよなぁ。

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対怪異逃避行:鏡像の怪異 その⑥

「それでどうするのさ」
「まあ大したことはしないんだが……、普通に『ガラス面から目を背け続ける』、それだけ」
「わあ地味」
「けど、確実だろ?」
「それはそう」
とりあえず下駄箱から靴を取り出し、あいつの方に意識を向けながら出口に向かう。
「……さっきから思ってたんだけどさ。あんまりこっち見ないでよ、照れるじゃない」
あいつが至って平坦な声色で言う。
「つっても、意識を向けておくのにちょうど良いものが無くてなぁ」
「地面でも見てればいいのでは?」
「なるほど名案」
その提案に乗って、足下に視線を移してみる。その時一瞬、出口扉のガラス面が目に入った。でも、できるだけ意識しないようにしてたし目は合っていないはずだから多分セーフのはずだ。

……うん、扉に近付いても手は生えてこないから大丈夫だったんだろう。
目を伏せたままガラス扉を押し開け、目を伏せたまま出口をくぐる。ガラスに映った俺の足が目に入ったが、足しか見えていない現状じゃ、向こうも手は出せない。
(なんせ、そういうルールだったもんなァッ!)
声に出して煽り散らすわけにもいかないので頭の中だけで言いながらその足を見ていると、鏡像に変化があった。
膝を深く折り曲げ、腿、腰、腹と見える部位がどんどん増えていく…………野郎、鏡の中で屈んで、強引に目を合わせてくるつもりか!

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対怪異逃避行:鏡像の怪異 その②

…………さて。
俺は今まさに学校から帰ろうとしているわけなんだが。
今日は部活があったから、帰りがそれなりに遅くなってるわけなんだよ。
で、部室の位置と昇降口の位置を鑑みるに、今まさに俺がいる西階段を降りるのが一番手っ取り早いわけなんだ。
……そして今、ちょうど鏡のかかった踊り場で、昨日あいつから聞いた怪談を思い出してしまった。
「…………まあ、一応。一応、確認ってことで」
スマートフォンで時間を見てみる。18時5分。ギリギリセーフ。
あいつめ、脅かしやがって。そう思いながら再び鏡に目をやった。
鏡に映った俺が、にやりと笑った。現実の俺は異常事態に歯を食い縛っているというのに。
鏡に映った俺が、腕をゆっくりと上げ始めた。現実の俺は何もできず腕を垂らしているというのに。
鏡に映った俺が、鏡面の境界をすり抜けてこっちに腕を伸ばしてきた。現実の俺は……とか言ってる場合じゃねえ!
そう頭では分かっていても、戦場暮らしだったわけでも無い人間が咄嗟に動ける訳も無い。腕はすごいスピードでこっちに迫ってくる。
しかし、鏡像の俺の手が俺の首に届くより前に、現実の俺がそれから逃げようと動こうとするより前に、背後から誰かに足払いを受け、派手にすッ転んでしまった。鏡像の腕は空を切り、現実の俺はそのまま階段を転げ落ちていく。
「……痛え…………」
「やあ、生きてるね。それは良かった。お礼を言ってくれても良いんだよ?」
この声は……。
「……なんでここにいるんだ」
このクソッたれの怪談を俺に教えた、我が幼馴染じゃないか。何だかんだで救われたが、それはそれとして許せねえ。
「不法侵入してきた。堂々としてればバレないもんだね」
「大体、俺がこんな目に遭ってるのはお前があんな話したせいだぞ。どうしてくれるんだ」
「どうもしないよ。まぁ、とりあえずは逃げようじゃないか。付き添いぐらいならするよ?」
「そりゃどーも」
階段を安全に歩いて降りてきたあいつに手を貸してもらい立ち上がり、とにかくこの校舎を脱出するために、階段を更に降り始めた。

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対怪異逃避行:鏡像の怪異 その①

「こんな話を知ってる?」
下校中、偶然出くわしたあいつがいつもの切り出し方で話しかけてきた。こいつがこの言い方をするのは、毎回必ずオカルト絡みの話をするときなんだ。正直飽きてるんだが、とりあえず聞き流すことにして、あいつの話すままに任せる。多分これが一番良いやり方だ。
「学校の七不思議の一つなんだけどね、6時6分に西の階段の踊り場の壁にかけてある鏡を見ちゃいけないっていうの」
「へえ」
「見るとどうなるか、これが分かりやすい。鏡に映った自分が、自分を殺しに来るんだ」
「そりゃ怖い」
「まあ、躱すだけなら簡単なんだよ。そいつは鏡の外に完全に出てくることはできないから」
「そりゃ怖くない」
「いやいや、こいつが恐ろしい代物でさ。たとえその場を逃げ出したとしても、一度現れたら最後、ありとあらゆる鏡面に現れては狙ってくるんだ」
「そりゃ怖い」
「助かる方法は簡単。一度学校の敷地内から逃げ出してしまえば良いのさ。次の日にはもう安全に戻ってるからね」
「へえ」
「……ところでこれ、うちの学校の七不思議じゃ無いんだよね」
「……は?」
「君の学校の七不思議なんだよ」
こいつとは高校に上がってから通う学校が別になったわけだが……何故そんなことを知っているのか。
「つーかなんでそんなこと俺に教えんだよ。明日からどんな気分で学校行きゃ良いんだ」
「何も知らないよりは安全かなー……って」
「季節が悪りィよ季節が……」