百舌鳥と愉快な仲間たち_2
「とりあえず、紹介するぜ!俺はストルティオ・カルメスだ!
このちっこいのはアエギタロス・カウダトゥス。
こっちの微妙にキョドってんのがヴルトゥル・グリュフスだぜ」
髪のつんつんした少年_カルメスが楽しげに紹介し、荷物を下ろす。近づいてきてようやく気づいたが、グリュフスよりもカルメスの方が大きかった。言いしれぬ威圧感を覚えながら、ブケファルスも自分の名前を言った。
「ああ…えっと、知ってるだろうけど…俺はラニウス・ブケファルス。よろしく」
「名前長いし、僕たちはあだ名で呼び合ってるんだ」
カウダトゥスはブケファルスに微笑みを返しながら言った。
「カルメスはそのままね、僕はカウダ。グリュフスはフスだ。うーん…君はー…ファルとか?」
ブケファルスが助けを求めてグリュフス_フスを見やると、彼は困ったように微笑んだ。
「…ごめん…2人とも結構ゴーイングマイウェイだから…」