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ひとりごと。

12月の終わりも近づいてきました、寒いです
最近あんまり来れてなかったし、ここから年末までも来られるか怪しいので、突然ですが、2022年の振り返りをしようと思います
ひとりでどーこー振り返るだけなんですけれども、よかったら読んでいってください

私の中の大きな出来事として、2月に受験がありました。前のアカウントの頃ですが、受験応援ポエムを色々投稿しました。
合格して、それからは、、あんまり覚えてないですね笑、全体的に、恋のポエムを書いていました。
今から見るとすごく恥ずかしいですね!!
いや今も恥ずかしい…来年こそは頑張ります…

この1年で嬉しいことも楽しいことも、悲しい時間も苦しい時期も、ぎゅっと密に経験してきました。とても満たされた1年間だったと感じています。
これらの日々を言葉に表すこと、抽象的なものを、脳内の語彙をひねりにひねって言葉に絞り出す力は少しはついたのかな、、ついたということにさせていただきましょう!

それから個人的な感想なのですが、2022年は掲示板での交流が活発でしたよね
スタンプをたくさん押していただいたり、レスでやり取りをしたり、他の人のことを身近に感じることができて嬉しかったです
特に今年は感想をレスしていただく機会が増えて、本当に私のポエムが届いているのだな、と感動していました。
来年は私もレスしていこうかな、と思ってます(突然お邪魔するかもしれませんがよろしくお願いします)


相変わらずまとまりのない文章ですが、長くなってきたのでこの辺で。
普段私のポエムを読んでくださっている方々、ありがとうございます
より成長した自分で、よりまっすぐに言葉を伝えていけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

La-la.

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復讐代行〜第24話 塑性〜

「排除って…でもどうやって?」
「知らないよ」
「随分雑だな、人に頼むならもう少し具体的なアイデアを出してくれよ」
あえて返信はしなかった。あくまで主導権は私だというのに…どいつもこいつも…
「わかったよ、受けないのはこっちとしても損しかない、その頼みは俺に任せろ」
追ってLINEが届く。小橋はアレで結構素直だ
“ハナからこっちにすれば良かったかなぁ”
そうほくそ笑みながら携帯の画面を閉じ、改めて家を見渡す。
だいぶこいつのこともわかってきた。
世にいう八方美人のサイレントマジョリティー…
まぁそこは薄々、いやかなりわかっていたんだけど。
驚いたのはこいつにはいじめを受けていた過去があるってことだ。私のイメージの中ではそんな素振りは見たことがなかっただけになかなかの衝撃だった。
部屋にある写真から察するに…
人畜無害故にいじめっ子の小手調べ、いや踏み台といった方が正しいか、
それにあてがわれたのだろう。
“私とは違う、全然違う…だけど思いは同じ…”
なんでだろう…なんでこいつの復讐心が…私の中で燃え上がるの…?私の心が彼の体を刺激してるとでもいうのか…
それとも…
それとも私の方が…?
私の中で燃え続ける彼の復讐心は私に小さな疑問と大きな可能性を植え付けた。

to be continued…

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復讐代行〜第23話 変形〜

橘が企んでいると仮定すると、おそらく青路の違和感はその影響…ならば、あの陰キャは被害者か
『青路と体を入れ替えられた』
“まだ仮説の段階だがカマをかけるには十分か…”
小橋はスマホの黒い画面に映ったその悪魔的な笑みにも気づかないほどに夢中だった。
「なぁ青路、お前は今何を企んでいる?」
まずはゆっくり、“青路”があの陰キャだと断定する。
入れ替わったとすればどう考えてもあの日しかない。
あの日のことを聞き出せれば…
「企む?何を?もしかして闇子ちゃんのこと?」
とぼけやがって、このタイミングでそれ以外に企むことなんて…ない…はず…
ん…?待てよ…何で“青路”がとぼけるんだ…?
自分の考えの根底に揺るぎが生じているのが音を立てているようにわかった。
今、俺の行動はどこまで“青路”の…
ダメだ…
今まで見えていたものが…何も信じられなくなる…
「大方、俺が闇子ちゃんに何をしたのか、そしてそれが何の目的なのか知りたいんだろうけど」
次に続いたLINEはそこで区切りられている。
スマホを握る手にじっとりと汗が滲む。
「そもそもあの罰告まで俺は彼女を知らない」
結局待っていたような答えは来ない。
手に溜まった汗が解放され、急激に手が冷えた。
座っていた椅子で手を拭いてすぐに返信を打ち始める。
「いや、ならなぜお前はあんなに…」
そこまで打ち込んだタイミングで“青路”の返信が続いた。
「と言っても納得しないんだろ?」
…?
完全に踊らされているとわかったが、もう後には引き返せないほどこの状況にハマっていた。
「知りたいなら、少し手伝ってくれ」
そのLINEを返すのにもう迷いはなかった。
「わかった…何をすればいい?」
「喪黒闇子を完全に排除したいんだ」
納得と矛盾と、少しの信頼が俺の抱えた復讐心をかつてなく燃え上がらせていた。

to be continued…

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復讐代行〜第22話 混沌〜

「企む?どうして?それに私は、青路じゃないよ?」
「お互い、隠し事はなしにしないか?」
“隠し事”
「隠すも何も、私は私だよ?誤送信じゃない?」
「間違ってないよ、喪黒闇子の姿をした桐谷青路に送ってるんだから」
“姿”
「どういうこと?」
そう送りかけたその指は送信ボタンの下、削除ボタンを連打した。

なんて返すのが正解?
まずどこからバレた?
闇子自身か?
いや、この事実を晒すメリットはないはず…

思考はどんどん自分を孤独に追い込んだ。逃げ込むようにスマホを握ったまま布団に潜り込む。
おそらく闇子の方の癖だろう。
サテンの布団が全身を包み込んだ。
違和感が、皮肉にも孤独を埋めていく。
“いっそこのまま…”
思考の到達を妨げるように現実のバイブが布団全体に響く。
「もし、青路が望むなら俺はお前の力になる」
これは罠なのか、それとも確信を持った上での言葉なのか、はっきりとは分からない。それでも今、ここで彼を頼るべきか…
出した答えは否だった。
「嬉しいよ、ほんとに私が桐谷君だったらどんなに良かったか…」
既読はすぐについた。
しかし先程までより返信に時間がかかっている。
仮説が間違っていることに当惑しているのだろう。突拍子もなければ証拠は何もない。ここまで本人にとぼけられたら当然だ。
「わかった。困ったらいつでも言ってくれ、俺はお前を信じてる。」
寒いくらいわざとらしい言葉だ。
橘らしいと言えばらしいのだが、今はそれだけじゃなく感じる。
このまま…橘に…守ってもら…
そのことばが浮かんだ瞬間、かぶりを振った。
まただ…闇子の体の部分が…俺の感情や理性を越えてくる瞬間。やはりこの体に心を許してはならない。

俺はやっぱり桐谷青路として、喪黒闇子を演じきるんだ。そしてやつの復讐を止める。
「ありがとう。なら頼めるかな?俺の復讐代行を」

to be continued…

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薔女造物茶会 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
書くって言ったので、「薔女造物茶会」のあとがきです。
お気付きの方もいると思われますが、この物語は2021年11月~12月に投稿した「緋い魔女」の続編…というか、「緋い魔女」を前日譚とする物語です。
高1の秋に思いついたオリジナルキャラクターをベースにした物語を、今回思い切ってアウトプットすることにしました。
いかがでしょうか?

今回はまだ第1話みたいなものなので、キャラクター紹介に留まってしまいました。
とりあえず、これからこの物語をシリーズ化して時折まとめて投稿するつもりでいます。
タイトルは「造物茶会シリーズ」とでも言いましょうか。
ちなみに各エピソードのタイトルは基本的に「○○造物茶会」で統一する予定です。
もちろん「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の投稿を優先しますよ。
「ハブ ア ウィル」の書き溜めが尽きた時に投稿する調子でいます。

では今回はこれくらいにして。
キャラ紹介は…また今度でいいかな。
あ、そうそう、「ハブ ア ウィル」の最新エピソードは現在鋭意製作中です。
エピソードが完成するしないに関わらず、今月中に投稿し始めるつもりでいます。

…それではこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした~

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復讐代行〜第21話 変調〜

俺にはなんだが不気味でならなかった
あの日、青路が一日だけ休んで復帰した日
えも知れぬ違和感をまとった奴の姿、そして奴の胸ぐらを掴むクラスの陰キャ、喪黒闇子。
全てが自分の理解を越えた世界であることだけが突きつけられる。心は…楽しみに震えた。
ふふっ、そうだ、こうすればもっと面白い
「おいおい、陰キャが青路に何の用だよ!」
そう言って蹴り飛ばす。
さぁ、何が出る?
「痛…何すんだよ!」
ショックだ…逆上もしない…反撃もない…
しかしその後の言葉は予想外だった。
「健!」
…!?
「あぁ?クソ陰キャが気安く名前で呼んでんじゃねーよ」
あまりの驚きに煽ることも忘れ、怒りを表にしてしまった。呑まれるな…俺は…
高みの見物を許された存在だ…
そう在らなければ…ならない…
「まぁまぁ」
橘のゴングだ。やり足りないが、今の深入りは危険と判断し制止を受け入れた。
その褒美とばかりに昼にチャンスが訪れた。
『青路が喪黒闇子に何かをした』
これほどのチャンスを逃す獣はいない。
ここぞとばかりに悪口でまくし立てる。これは序章だ。
橘が止めてからが本章…
しかし妙なのは青路だ。
橘が俺の悪口を止める。いつもならここで橘と共に相手に寄り添う素振りを見せるのが青路なのだが…
彼は今回、相手に追い打ちをかけた。
さすがの橘も驚き、その場を収めようとした。

なんだ…?何かが…おかしい
俺のシナリオから少しだけズレる。
まるで誰かがこのシナリオを利用してるような…
もし…橘だとしたら…
「ねぇ、闇子ちゃん連絡先交換しようよ」
その矢先で橘が動いた。
なぁ橘、お前は今何を企んでいる?

to be continued…

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復讐代行〜第20話 転調〜

俺にはなんだか不気味でならなかった。
あの日、青路が一日だけ休んで復帰した日
えも知れぬ違和感をまとった彼の姿、そして彼の胸ぐらを掴むクラスの女子、喪黒闇子。
全てが自分の理解を越えた世界であることだけが突きつけられた。心は…震えていた。
とにかく止めないと!
体が自然と動き出す。
「まぁまぁ、その辺にしておいてやれよ」
この一言で健太郎が止まるのは予想通りだ。
不安なのは青路と喪黒さんが止まるかどうかだけど…
「蓮もこういってるんだからさ…」
青路が健太郎を制した。その光景が信じられなかった。
別に制したことに驚いてる訳じゃない。その時の青路の表情が何かを企んでいるように見えたことが驚きなのだ。彼が何かを企んでいるのは初めてだったし、それまでその予兆ひとつ見たことがない。
何より、それは喪黒さんに向けられている。
その昼、嫌な予想の一端が当たった。
『青路が屋上で喪黒さんに何かをした』
その何かは分からないが彼女がボロボロで遅れて登場したことを目の当たりにした時は動揺した。
こういう時の健太郎は本当にさすがだ。
すぐに教室を出て、悪口もスラスラ出てくる…
止まらなさそうなので区切る、これが結局いつもの僕の役目だ。とはいえ気まずさを区切ることはできない。仕方なく青路に話を振る。あわよくば青路の違和感の正体に迫れればと思ったが。
青路が何かを隠すように言った(おそらく)悪口に、喪黒さんが泣き出すという展開になってしまった。
“んー…収集がつかん…”
そう思った頃には口が動いていた。
「今度何か奢ってやるよ」
これでひとまず場が落ち着いてホッとした。
教室に戻ってからずっとこの違和感の正体について考えていた。しかし現実的な答えは出なかった。
“できれば…もう少し調べられるといいんだけど…”
そう思っていた目の前で女子のヒステリーが彼女を襲っている。
“チャンスだ、仮説を試してみよう”
そこからは早かった。
ヒステリック女子を健太郎が追い返し、4人でカフェに行く流れになるも、闇子ちゃんの拒否で中止に、代わりに連絡先を交換することができた。
“もし…いやおそらくこの仮説しかない…”
交換した喪黒闇子の連絡先にメールをする。
『なぁ青路、お前は今何を企んでいる?』
これ以上このクラスを乱す真似はさせない