表示件数
3

儚くはかとなく

浅いキスを繰り返し深く沈むフェティシズムで、君を忘れようとしたんだ。

堅い挨拶の向こうで無効になった、時効になった。それくらいならルールも破れる気がしたんだ。

寒いジョークに騙されてあげたんだ。君の髪を最後に一撫でして、さよなら。

息を吹きかけて空に舞った。胡散臭いからランクインしてくれたら、いいのに。


儚くはかとなく始まった世界は、儚くはかとなく終わっていくんだな。
儚く散りゆくとわかっている気だけ、してたんだ。
そこはかとなく香る位でいいみたいだよ。


浅いところで溺れたふりしあって笑い合うのが楽しかった、君をすぐそばに感じたんだ。

軽い挨拶は無効で無香料だった。次号に期待だ。これくらいでも生きてくことにしたんだ。

苦しい洒落に笑ってあげたんだ。君が何故か忘れていったキャミソールと同じ。

赤い布が空に舞った。忘れないから必要ないってことさ、さよなら。


儚くはかとなく始まった世界は、儚くはかとなく終わっていくんだな。
儚く散りゆくとわかっている気だけ、してたんだ。
そこはかとなく香る位でいいみたいだよ。


あなたの腕、あなたの首、あなたの指、あなたの耳。
全部全部に騙されてあげたわけよ、あたしエージェントだから。

君のピアス、君の脚、君の肩、君の耳。
全て全てを騙してあげたわけよ、僕はスパイだから。


儚くはかとなく始まった世界は、儚くはかとなく終わっていくんだな。
儚く散りゆくとわかっている気だけ、してたんだ。
そこはかとなく香る位でいいみたいだよ。

儚くはかとなく始まった世界は、意外にあっけなく終わっていくんだな。
久しく会えないと君は泣くふりして、僕からのキスを待ってたんだろう。
僕も同じだったよ。

0
0

ただいま。

お久しぶりです、
どうですか調子は。

まあこちらはそれなりに楽しくやってます。
気になることといえば、地球温暖化と異常気象とスマートホンやらという文明の利器の急激な普及ですね。
あの頃はまだ、手紙しか思いをやり取りする術がなかった。紙切れ1つに思いを綴ることはそんなに簡単なことじゃなかった。届くかどうかも定かではなかった。また書こう、そう思って本当の気持ちに蓋をして、その次に期待して、その次がわたしにはこなかった。

今の時代だからこそ、恵まれた環境に甘んじていないで、きちんと思いは伝えること。

ありがとう。
ごめんなさい。

この2つが言えればあなたたちにとっては上出来でしょう。

そして人には親切にすること。

人にした親切は巡り巡って、どんな形でも必ず返ってきます。また悪事も同様に。

これだけつらつらと書きましたが、きっとこと文字もあなたたちの目には映らないのでしょうね。でもね、それでも、あなたたちにはできると信じています。なんて言ったって遺伝子の一欠片はわたしのものなのですから。

追伸
那須と胡瓜の乗り物の乗り心地はまずまず良いものでしたが、流行りのはいぶりっとかーとか言うものにも一度はのってみたかったものです。