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CHILDish Monstrum 〈設定〉

この書き込みは企画「CHILDish Monstrum」の〈設定〉です。

・モンストルム Monstrum
人類の敵“インバーダ”に対抗するために開発された決戦兵器。
ヒトのコドモとほぼ変わらない容姿・人格・精神を持つが、伝説上の生物・妖怪にちなんだ名と特殊能力、“怪物態”を持つ。
基本不老だが致命傷を負えば死にかねない。
軍事転用を防ぐために量産型ではなくワンオフであり、全ての個体がバイオテクノロジー大手企業の“DEM(デウスエクスマキナ/デム)社”によって開発される。
各都市圏に数体ずつ、中心都市の役所の“インバーダ対策課”に配備される。
基本的に“インバーダ対策課”の指示によってのみ出撃し、普段の行動も制限されていることが多い。
戦闘時は刀剣類や銃器などの武器を携行する。
適度な食事と睡眠、それと定期的な“メンテナンス”がなければベストコンディションを保てない。
各個体の意思で巨大な“怪物態”に変身することが可能。
しかし“怪物態”の恐ろしさやコドモのような人格を持つが故の不安定な精神などから暴走する危険があり、そういった面から彼らを恐れる人々も少なくはない。

・インバーダ Invader
異界からやって来る人類の敵。
人間大から高層ビルに匹敵する大きさまで様々なサイズのものが存在するが、総じて恐ろしい姿をしている。
種類によって違う方法で攻撃する。
知能があるかどうかはハッキリしていない。
比較的小さめな個体は通常兵器で対応可能だが、大型個体はモンストルムでなければ対処できない。

・インバーダ対策課 Invader Measuring Section
各都市圏におけるインバーダ対策の要。
各都市圏の中心都市の役所に設置される。
主な仕事はモンストルムの管理や出撃時の援護。
司令室や輸送用ビークル、ヘリコプター、各種武装を持っている。

設定は以上になります。
質問などあればレスください。

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ポエム掲示板クリスマスフェスタ2023 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
この書き込みは12月25日まで開催していた企画「ポエム掲示板クリスマスフェスタ2023」のあとがきになります。
本当は昨日書き込む予定だったのですが…思いっきり忘れてました(笑)
まぁ少しの間お付き合いください。

今回の企画は大学からの帰り道にふと思いついたものでした。
電車の吊り広告で確か神宮外苑のクリスマスマーケットの宣伝が下がっていたので、それを見て思いつきました。
経験上こういうタイプの企画は参加しやすいっぽいので普段より多くの人が参加してくれるだろうと思ってはいたのですが…思ったより多くの人が参加してくれてめちゃくちゃ嬉しかったです!
古参の方も、最近ここに書き込むようになった方も、たまにしか現れない方も、久々に見る方も、色んな生徒の作品を見られて楽しかったです。
皆さんご参加ありがとうございました。

さて、これであとがきは終わりにしようと思ったのですが、最後に1つ宣伝をば。
来年、新年明けて早々にまた企画を開催しようと思ってます。
ですが手元に3つあるアイデアの内のどれにするか迷ってるんですよね〜
と、いう訳で只今どの企画をやってみたいかアンケートを行っております。
投票で1位になった企画を1月から開催する予定ですが、2位以降も後々に開催する予定です。
なのでお気軽にご参加ください。
では今回はこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした〜

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クリスマス小説祭 プレゼントNo.1

「デトモンよ永遠に!」さん、参加有難う御座います!それではどうぞ、題名は「闇の天界より」。

「はぁ...。」
ここは天界の片隅。俺は一人、溜め息を吐いた。俺の名はルエル。なんてことはない一介の天使だ。仕事帰り、柄にもなく(?)溜め息を吐いてしまった。
「悪魔とは言うけどよ___...。もうそれで善いじゃん!妥協すれば善いじゃん!」
この世界には、混沌を望む悪魔が存在しており、俺たちはそれに対抗すべく生み出された存在。
主たる「初まりの創造神」は隠居し、代理神が世界を実質的に支配している。それが何世紀も続き、今や代理の代理の代理の...といつとんでもない状況になっている。混沌を望む悪魔を退治する前に、こちらがカオスである。更に今の代理神、第362代目がとんでもなく怠惰だったせいで、俺たちは日々仕事に追われている。
「よぉ、ルエル」 「...!ハミルか...」
「全く。これじゃあ、天使というより社畜だな。」
「...激しく同意する。」
同僚のハミルと愚痴を言いながら帰路ひついていると、連絡が入った。
「悪魔が丁度君たちのあたりの下界に出たから宜しくね☆」
「「...糞上司...」」
下界へ降りると其処には。
「久々だなぁ!」 「ラアルか!」 
堕天使となった友人、ラアルの姿があった。
「元気そうだな!」 「まぁな。お前らもこっちくるか?」 「馬鹿言え。」 「御歓談中失礼、少々宜しいでしょうか。」 
隣りの紳士風の男が話かけた。
「あ?お前誰だよ。」 「誠に恐縮ながら、お命を頂戴させて頂きます。」 
そういうやいなや、悪魔が飛びかかってきた。
「チッ、今かよ!」 「おー、頑張れー。」
「つくづく薄情な奴だなラアル!」
さぁいざ戦おう、と武器を取り出そうとすると。
「はぁーい、ストップストップー。」
「⁉︎糞じょ...ごはん、失敬。主様、何故ここに?」
「うん。あのね、お知らせにきたよ!」 「?」
「あのね、この世界は壊しちゃうことにしました!」「は?」
「うん、なんかもう面倒くさいし。じゃ、せーっの!」「ちょ、ま
かくして世界は滅び、新しい世界、今の世界が誕生したのである。ー「ふーん、面白いお話だねルルおじいちゃん!」 「そうか、それは良かった。だからね、天使に会ったら、労ってあげなさい。」 「はーい!」

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 18.メドゥーサ ⑰

ネロやメイ、そしてわたし達は寿々谷公園内の屋台やステージを周った。
お昼時も近かったのでたこ焼きの屋台に寄ったり、スーパーボールすくいの屋台で色とりどりのスーパーボールをすくったり。
屋外ステージでは近所の寿々谷高校の吹奏楽部の演奏を見たり、大道芸人のパフォーマンスに盛り上がったり。
わたし達4人はネロとメイの様子を側で見ているだけだったが、2人共楽しそうにしていて見ているこちらも楽しかった。
時々ネロがメイに対して恥ずかしそうな顔をするのを見ていると、ネロってこんな顔をするんだなと新たな発見もあったし。
わたし達はすっかり市民まつりを楽しんでいた。
「…それにしてもネロ、今日はすっごく照れまくってたな」
メイがお手洗いに行っている最中、公園の遊具がたくさんあるエリアで耀平がネロにそう話しかけた。
「見ていて楽しかったぞ~」
耀平がそう言うと、ネロはた、楽しかったって…と顔を赤らめる。
「そうだな」
滅多に見られないネロの顔が見られて俺達は良かったぞ、と師郎は腕を組む。
「えー」
ネロは思わず目を逸らす。
「べ、別に照れてるつもりないし…」
ネロがそう言うと、そんな事言うなよ~と耀平はからかった。

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冬宴造物準備 下

「そういうのめんどくさい」
ナツィがそっぽを向きながら呟くと、キヲンはえー!と声を上げる。
「みんなでケーキ食べたりするんだよー!」
嫌なのー?とキヲンは首を傾げる。
「嫌だ」
「えー」
ナツィの言葉に対しキヲンは何でー?と尋ねる。
「なんでって言われても…」
ナツィは顔をしかめる。
「むー」
ナツィのケチ〜とキヲンは頬を膨らませると、ナツィから離れて物置のテーブルを囲む椅子に座る青髪のコドモ、ピスケスや赤髪のコドモ、露夏の方へ行ってしまった。
「ナツィ」
かすみがそう言いながらナツィに近付く。
「どうして嫌なの?」
かすみが尋ねるとナツィは、お前には関係ないとまたそっぽを向く。
「きーちゃんはすごくやりたがってたよ」
クリスマスは寧依(ねい)が忙しくて構ってあげられないみたいだから…とかすみは続ける。
「ナツィだって、“保護者”が構ってくれないと嫌でしょ?」
かすみのその言葉にナツィは別に、と答える。
「ただ俺はかすみと2人きりで過ごしたいだけで…」
「?」
ナツィがそこまで言った所で、かすみはつい首を傾げる。
ナツィは己が言いかけたことに気付いてハッとした。
「あ、あ、いや、今のはナシ…」
ナツィは思わず顔を赤らめる。
かすみは暫くの沈黙の後、ふふと微笑んだ。

〈冬宴造物準備 おわり〉

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冬宴造物準備 前

とある喫茶店の2階の物置にて。
物置ではちょっと不思議な雰囲気のコドモたちがそれぞれ違う飲み物を片手に談笑している。
…と、ガチャリと物置の扉が開いた。
「あ」
物置の中のコドモの1人、金髪で額に角の生えたキヲンが扉を開けた人物に気付き声を上げる。
「ナツィ!」
キヲンはそのまま立ち上がるとナツィと呼んだゴスファッションのコドモに飛び付いた。
「ちょっ」
ナツィは急に抱きつかれてよろけるが、すぐに体勢を立て直す。
「テメェなにすんだよ」
ナツィは嫌そうに呟くが、キヲンはえへへ〜とナツィにすりすりする。
「ちょうどいい所に来てくれたねナツィ」
物置のテーブルを囲む椅子に座っていたエプロン姿のコドモ、かすみが立ち上がりながらそう言う。
「?」
ちょうどいい所って…とナツィは不思議そうな顔をする。
「あのね、今度ここで“くりすますぱーてぃー”ってのをやろうと思ってるの!」
キヲンの言葉に対し、ナツィははぁ、と答える。
「こうしてきーちゃんたちがここに集まるようになってから初めてのクリスマスでしょ」
だからせっかくだからパーティーしようよって、きーちゃんがとかすみは微笑む。
「ね、いーでしょ?」
ピスケスや露夏ちゃんもやりたいって言ってるし、とキヲンはナツィに顔を近付ける。
「みんなでわいわい…」
「断る」
キヲンの言葉を遮るようなナツィの声に、キヲンはへ?と拍子抜けする。

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