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【プチ企画】我流造物創作 〈企画要項〉

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが、今月で自作小説「造物茶会シリーズ」は投稿開始2周年を迎えます。
めでたいですね、いえい。
これもひとえにKGBさんやスタンプやレスを付けてくれる皆さんのお陰です。
ありがとうございます。

…という訳でプチ企画です。
ポエム掲示板の皆さん、「造物茶会シリーズ」の世界観を使って創作、してみたくありませんか?
個人的には少し前に、「ぼくが企画とかとは無関係に書いている物語を他の人が書いたらどうなるんだろう?」と思うことがちょいちょいあったんですよ。
まぁ端的に言えば「二次創作」を見てみたいって訳です。
そういう訳で、プチ企画「我流造物創作」を開催します。
ルールは簡単、ぼくテトモンよ永遠に!が書いている小説「造物茶会シリーズ」の設定・キャラクターを利用して文芸作品を作り、タグ「我流造物創作」を付けて投稿する、これだけ。
ただ公序良俗には気を付けてね。
あとちゃんと「造物茶会シリーズ」を読まないと書けない(はず)なのでまとめやぼくのマイページの過去書き込みに目を通した方がいいかも。
開催期間はこの書き込みが反映されてから今月が終わるまでにします(多少の遅刻は大丈夫)。
「造物茶会」の設定とキャラクターを使っていれば内容は基本なんでもいいし、オリジナル設定やキャラクターをぶち込んでも大丈夫です(二次創作なんで)。
作品形態も問いませんし、タイトルも自由です。
まだ分からないことが多い作品なので、“伏せられている設定”はぼかして描写してもオリジナル設定で埋めちゃっても怒りませんよ。

超実験的な企画ですがよかったらご参加下さい。
ちなみに質問などはレスからお願いします(設定については答えられる範囲で答えます)。
では、よろしく〜

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討精造物後日 後

「え、な、なにが」
「自分より弱い存在を守るようになった所とか」
「うぐっ」
老女に指摘されて、ナツィは恥ずかしそうな顔をした。
「べ、別に、俺は…」
ナツィはしどろもどろになりながら話を続けようとするが、言葉が出なかった。
ナツィの左隣に座る赤髪のコドモ、露夏とナツィの右隣に座る青髪のコドモ、ピスケスは少し笑った。
老女は呆れたようにため息をついた。
「まぁいいさ」
今回はアタシが“学会”上層部に話をつけておくから、と老女は立ち上がる。
「今後はあまり騒ぎを起こさないようにするんだよ」
老女はそう言って目の前のコドモたちを見る。
「あと、ピスケスはもう少しナハツェーラーの監視を強めた方がいいかもね」
老女はそう言うと部屋の奥にある自身の机の方に向かった。
「分かってるわよ、歳乃(としの)」
ピスケスは老女を目で追いながら答えた。
「…さて」
歳乃からのお説教も終わったことだし、と暫くの沈黙ののちにピスケスが立ち上がる。
「そろそろかすみたちの元へ行こうかしら」
あの子たちが待ってるものね、とピスケスはソファーに座るナツィと露夏に目をやる。
露夏はだなと頷いて立ち上がる。
「ほら、行くぞナハ…」
そう言いながら露夏はナツィの方を振り向くが、ナツィは恥ずかしそうに俯いていた。
「…おい」
露夏は呆れたように腰に手をやる。
「なーにいつまでも赤くなってんだよ」
そろそろ行くぞーと露夏はナツィの顔を覗き込む。
「…」
ナツィは相変わらず赤くなっていたが、露夏はおもむろにその腕を引っ張って立たせた。
ピスケスはその様子を見ると部屋の扉の方に向かった。
露夏もナツィの腕を引きながらそれに続いた。

〈討精造物後日 おわり〉

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討精造物後日 前

夕暮れ時、とある大学のレンガ造りの校舎の片隅にて。
書類や荷物で溢れた部屋のローテーブルを挟むように、奇妙なコドモ3人とメガネをかけた老女が向き合っている。
4人の間には気まずい雰囲気が流れていた。
「…それで、本題に入るんだけど」
どうして先週、ここであんなに暴れ回ったんだい?と老女は目の前の3人を見つめる。
3人の内ソファーの両端に座る2人は顔を見合わせる。
「大体、ああいうことになってしまったのなら私でもいいから誰か魔術師を…」
「仕方なかった」
不意に、ソファーの真ん中に座る黒髪のコドモが呟く。
「あんな風に警備用人工精霊が暴れている状態じゃ、人間を呼んでる余裕なんてなかったんだよ」
黒髪のコドモことナツィは顔を上げる。
「だから、俺たちでなんとかするしか…」
「なんとかするって言ってもねぇ」
老女は頬杖をつく。
「ああやって倒してしまうのは、ちょっと…」
我々としても困るんだよ、と老女は続ける。
「あれは、“学会”の所有物を盗まれないようにするための警備用人工精霊だったんだ」
お前たちも知っているだろう、と老女は目の前の3人に目をやる。
「誰かが地下階層に無断で侵入し、倉庫に手を出そうとしたら反応するようにできていた」
だから、あの子たちを襲おうとしたんだよと老女は言う。
「“学会”と敵対関係にある人物とかならいいけど、“学会”関係の者がうっかり警備用人工精霊に見つかってしまったのなら、誰か魔術師を呼ぶなりなんなりしないと」
「だからどうしようもなかったんだよ」
ナツィは老女の言葉を遮るように言った。
「アイツらを守るためには俺たちがやるしかなかった」
それだけだ、とナツィは腕を組んだ。
暫くの間老女は黙っていたが、やがて呆れたように口を開いた。
「…お前も、随分変わったのね」
「っ⁈」
ナツィは驚いたように飛び上がる。

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ピッタリ十数字・勝手に表彰

どうもナニガシさんです。好き勝手やるならしばらく更新されない週末がチャンスだぜってことで、ナニガシさんが以前開いた企画『ピッタリ十数字』で個人的に惚れた作品を勝手に紹介していきます。


・『ピッタリ10文字』byTohofantasy
貴方に出会えた十文字

習作の時点で遭遇した何か滅茶苦茶気に入ったやつ。レスで会話した内容を引用するに、「僕自身が滅多に浮上しないアカウントであることと、あとは第三者視点でも交わらなかったはずの2人が十文字(=交差点)で交差する感じを両方10文字で表してみました」だそうです。これがエモいってやつなのか? 僕には若者語が分からねえ。

・『朝』by晴結
井の中の蛙は、空がみたい。

何かよく分からないけど何故か異様にというか奇妙にというか何か印象に残って気が付いたらお気に入り登録してたやつ。そういえばお気に入り登録って個数上限あるんすね。

・『ピッタリ十数字』byぞろりく
       昨日

         おはよ >  ●
              ⒎⒛
       今日

  〇 < さよなら
  ⒗⒓

ルールを最大限悪用してくださった作品。すげー!ってなった後に「本当にセーフかこれ?」って冷静になったけど、1回納得させた時点で彼の勝ちです。この企画において恐らく唯一『勝者』を名乗って良い。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 連載開始5周年記念! 作者からのごあいさつ

どうも、テトモンよ永遠に!です。
先日、3月4日をもちまして、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は連載開始5周年を迎えました~!
いやーめでたい(?)ですねー。
これもひとえに皆さんのスタンプやレスのお陰です。
いつもありがとう。

さて、今回はまたですが近況報告をしようと思います。
とにかく最近はてんやわんやでした。
「連載再開2周年記念! 作者からのごあいさつ」でも言った通り、ウチのばーちゃんが生死の境をさまよってたりしましたが、2週間くらい前の日曜日にとうとう亡くなってしまいました。
それで今週の月曜日は葬儀でして、「ごあいさつ」を書き込むことをすっかり忘れてたんですよね…
まぁ無事に見送れたし、「ごあいさつ」も書き込めてるのでよしとしましょう。
あと歳の近い妹が某藝大の受験のため頑張っています。
とりあえずこの間一次試験を突破したので明日あさってで二次試験に挑むそうです。
ぼくは隣で美術予備校や藝大受験の話を聞いてやることしかできないけど、本番の空気に飲まれないでほしいなぁと思ってます(彼女のことだから大丈夫とは思うけど)。

…と、いう訳で今回の「ごあいさつ」はここまで。
次は「20個目のエピソード記念! 作者からのごあいさつ」でお会いしましょう。
ちなみに今はその20個目のエピソードを作りかけで放置してます(笑)
実は「よその小説投稿サイトみたいな所にも自作の物語を載せてみたい!」と最近思ってそっち用に物語を書いてる内に「ハブ ア ウィル」とか「造物茶会シリーズ」の執筆作業がちょっとおざなりになってたんですよ。
「造物茶会シリーズ」は1エピソード分の書き溜めがあるので大丈夫なのですが、「ハブ ア ウィル」の新エピソードは途中で止まっているのです。
一応新エピソードの話の流れはできてるので、あとはそれをアウトプットするだけなんですけどね。
まぁ無理せず頑張ります。
ではこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした~

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 19.チョウフウ ⑩

わたし達が立っている場所のすぐ側の建物の屋上から、誰かがこちらを見ている。
その姿はお昼頃に出会ったあの穂積のようにも見えた。
「…どうしたんだ?」
わたしが上を見上げている事に気付いた師郎がそう尋ねる。
わたしはえっ、と驚いて彼の方を見る。
「あ、ちょっと見覚えのある人が近くの建物の上に…」
わたしがそう言いながらさっき見ていた場所へ目を戻したが、そこにはもう誰もいなかった。
「あれ?」
さっきまでいたのに…とわたしは呟く。
「誰もいなくね?」
「見間違いじゃねーの?」
師郎と耀平も上を見ながらそうこぼす。
「でも確かにいたんだよ」
お昼頃に出会ったあの子が…とわたしは言いかけたが、途中でうふふふふふという高笑いにかき消された。
「ようやく見つけたわ」
声がする方を見ると、ヴァンピレスが白い鞭を持って道の真ん中に立っている。
「さぁ、わらわの餌食になりなさい…!」
彼女がそう言った時、ンな事させるか‼とわたし達の後ろから聞きなじみのある声が聞こえた。
「ネクロ‼」
黒い鎌を持って肩で息をしているネクロマンサーに対し、耀平は声を上げる。
「早く逃げろ皆‼」
ここはボクが足止めする!とネクロマンサーはわたし達の前に躍り出た。
耀平は分かったとうなずくと、行くぞとわたし達に行って走り出した。

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CHILDish Monstrum 〈企画要項(再掲)〉

どうも、テトモンよ永遠に!です。
1月も折り返し地点に達したので企画「CHILDish Momstrum」の要項の再掲です。
まだ企画の存在に気付いてない人がいるであろうこと、企画投票で1番の票を獲得したのに参加者が自分以外1人しか確認されていないこと、などから要項だけ再掲したいと思います。
要項を読んで、参加してみたい!と思った方はぜひタグから世界観・設定などを探して作品を作り、投稿してみてください。
では要項です。

タイトルは「CHILDish Monstrum」。
異界からやって来る侵略者“インバーダ”に対抗するために作られたヒトの形をした怪物“モンストルム”たちの戦いと日常の物語を皆さんに描いてもらう企画です。
開催期間は1/1(月)15:00から1/31(水)24:00まで。
ルールは設定と公序良俗を守り、投稿作品にタグ「CHILDish Monstrum」を付ければそれでOK!
作品形式・長さ・数は問いません。
皆さんのご参加楽しみにしております!

この手の企画は難しいので「読み手」で参加する方が多いと思われますが、書き手がいないと読めるものは出てきません。
「文章が下手くそだから」と投稿を控えている方もいるかもしれませんが、下手でも企画者は嬉しいし誰かに見てもらわないと文章は上達しない(多分)なので良かったら投稿してみてください。
再度になりますが、皆さんのご参加楽しみにしております。

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CHILDish Monstrum 〈設定〉

この書き込みは企画「CHILDish Monstrum」の〈設定〉です。

・モンストルム Monstrum
人類の敵“インバーダ”に対抗するために開発された決戦兵器。
ヒトのコドモとほぼ変わらない容姿・人格・精神を持つが、伝説上の生物・妖怪にちなんだ名と特殊能力、“怪物態”を持つ。
基本不老だが致命傷を負えば死にかねない。
軍事転用を防ぐために量産型ではなくワンオフであり、全ての個体がバイオテクノロジー大手企業の“DEM(デウスエクスマキナ/デム)社”によって開発される。
各都市圏に数体ずつ、中心都市の役所の“インバーダ対策課”に配備される。
基本的に“インバーダ対策課”の指示によってのみ出撃し、普段の行動も制限されていることが多い。
戦闘時は刀剣類や銃器などの武器を携行する。
適度な食事と睡眠、それと定期的な“メンテナンス”がなければベストコンディションを保てない。
各個体の意思で巨大な“怪物態”に変身することが可能。
しかし“怪物態”の恐ろしさやコドモのような人格を持つが故の不安定な精神などから暴走する危険があり、そういった面から彼らを恐れる人々も少なくはない。

・インバーダ Invader
異界からやって来る人類の敵。
人間大から高層ビルに匹敵する大きさまで様々なサイズのものが存在するが、総じて恐ろしい姿をしている。
種類によって違う方法で攻撃する。
知能があるかどうかはハッキリしていない。
比較的小さめな個体は通常兵器で対応可能だが、大型個体はモンストルムでなければ対処できない。

・インバーダ対策課 Invader Measuring Section
各都市圏におけるインバーダ対策の要。
各都市圏の中心都市の役所に設置される。
主な仕事はモンストルムの管理や出撃時の援護。
司令室や輸送用ビークル、ヘリコプター、各種武装を持っている。

設定は以上になります。
質問などあればレスください。

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ポエム掲示板クリスマスフェスタ2023 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
この書き込みは12月25日まで開催していた企画「ポエム掲示板クリスマスフェスタ2023」のあとがきになります。
本当は昨日書き込む予定だったのですが…思いっきり忘れてました(笑)
まぁ少しの間お付き合いください。

今回の企画は大学からの帰り道にふと思いついたものでした。
電車の吊り広告で確か神宮外苑のクリスマスマーケットの宣伝が下がっていたので、それを見て思いつきました。
経験上こういうタイプの企画は参加しやすいっぽいので普段より多くの人が参加してくれるだろうと思ってはいたのですが…思ったより多くの人が参加してくれてめちゃくちゃ嬉しかったです!
古参の方も、最近ここに書き込むようになった方も、たまにしか現れない方も、久々に見る方も、色んな生徒の作品を見られて楽しかったです。
皆さんご参加ありがとうございました。

さて、これであとがきは終わりにしようと思ったのですが、最後に1つ宣伝をば。
来年、新年明けて早々にまた企画を開催しようと思ってます。
ですが手元に3つあるアイデアの内のどれにするか迷ってるんですよね〜
と、いう訳で只今どの企画をやってみたいかアンケートを行っております。
投票で1位になった企画を1月から開催する予定ですが、2位以降も後々に開催する予定です。
なのでお気軽にご参加ください。
では今回はこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした〜

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クリスマス小説祭 プレゼントNo.1

「デトモンよ永遠に!」さん、参加有難う御座います!それではどうぞ、題名は「闇の天界より」。

「はぁ...。」
ここは天界の片隅。俺は一人、溜め息を吐いた。俺の名はルエル。なんてことはない一介の天使だ。仕事帰り、柄にもなく(?)溜め息を吐いてしまった。
「悪魔とは言うけどよ___...。もうそれで善いじゃん!妥協すれば善いじゃん!」
この世界には、混沌を望む悪魔が存在しており、俺たちはそれに対抗すべく生み出された存在。
主たる「初まりの創造神」は隠居し、代理神が世界を実質的に支配している。それが何世紀も続き、今や代理の代理の代理の...といつとんでもない状況になっている。混沌を望む悪魔を退治する前に、こちらがカオスである。更に今の代理神、第362代目がとんでもなく怠惰だったせいで、俺たちは日々仕事に追われている。
「よぉ、ルエル」 「...!ハミルか...」
「全く。これじゃあ、天使というより社畜だな。」
「...激しく同意する。」
同僚のハミルと愚痴を言いながら帰路ひついていると、連絡が入った。
「悪魔が丁度君たちのあたりの下界に出たから宜しくね☆」
「「...糞上司...」」
下界へ降りると其処には。
「久々だなぁ!」 「ラアルか!」 
堕天使となった友人、ラアルの姿があった。
「元気そうだな!」 「まぁな。お前らもこっちくるか?」 「馬鹿言え。」 「御歓談中失礼、少々宜しいでしょうか。」 
隣りの紳士風の男が話かけた。
「あ?お前誰だよ。」 「誠に恐縮ながら、お命を頂戴させて頂きます。」 
そういうやいなや、悪魔が飛びかかってきた。
「チッ、今かよ!」 「おー、頑張れー。」
「つくづく薄情な奴だなラアル!」
さぁいざ戦おう、と武器を取り出そうとすると。
「はぁーい、ストップストップー。」
「⁉︎糞じょ...ごはん、失敬。主様、何故ここに?」
「うん。あのね、お知らせにきたよ!」 「?」
「あのね、この世界は壊しちゃうことにしました!」「は?」
「うん、なんかもう面倒くさいし。じゃ、せーっの!」「ちょ、ま
かくして世界は滅び、新しい世界、今の世界が誕生したのである。ー「ふーん、面白いお話だねルルおじいちゃん!」 「そうか、それは良かった。だからね、天使に会ったら、労ってあげなさい。」 「はーい!」