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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 番外編 死霊使いと妖精王 ②

「…」
教室に入ってみたものの、中は廊下に負けない位騒がしかった。
ボクは担任に教えてもらった席に向かって歩みを進めるが、教室にいる生徒達は気付かないのか相変わらず騒いでいる。
…まぁ、ボクの存在に気付かれて白い目を向けられるよりはマシだからそれでいいのだが。
そう思いつつボクは座席につく。
教室に入るのは4月ぶりだが、教室の風景はあまり変わらない。
強いて言うならみんな仲良くなった位だが…
「滋賀さん?」
不意に背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
ギクっ、とボクは思った。
まさかと思い恐る恐る後ろを見ると、そこには背の高い明るい髪を高い位置で束ねた少女が立っていた。
「…論手、乙女」
ボクは絞り出すように呟いた。

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企画「続きが知りたい」参加作品にして「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の番外編です。
基本は好きなように書いて頂いて構いませんが、
「ハブ ア ウィル」本編世界に影響が起こらない程度にして欲しいな、と思います。
「ハブ ア ウィル」を普段から読んでいる方ならまぁいいけど、普段読んでない人はまとめやぼくのマイページから「15.オーベロン」を探して読んだ方が書きやすいと思います。
とりあえず、あとはお任せします。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 番外編 死霊使いと妖精王 ①

朝の学校は騒がしい。
部活の朝練をする者、友達と共に喋りながら登校する者、遅刻ギリギリで教室に滑り込む者…
とにもかくにも、様々な生徒で廊下も教室も賑わっている。
しかし、不登校のボクにとってそれは長い事無縁だった。
学校に通う気がないから朝早く起きたりしないし、そもそも家を出る事もない。
その事について親にしょっちゅう小言を言われてきたが、ここ数年は慣れたのか諦めたのか、あまり言われなくなってきている。
だが今日は違った。
「…」
ボクは“1年1組”と書かれた札が下がる教室の後ろの入り口に立っていた。
周りの生徒達はボクの事を気にせず教室に入っていく。
この日、ボクは担任から呼び出されて朝から学校に来ていた。
担任曰く、“文化祭も近いし、久々に学校に来てみたら?”だそうだ。
ボクは嫌だったが、親にも“たまには顔出したら?”としつこく言われてしまったので、渋々登校する事にした。
まぁ、”あの一件“があって以降、”奴“がボクに手を出す事はないと思っているから学校に行っても大丈夫だとは思うんだが。
でも入学後に何とか1週間登校したっきりこの学校には来ていなかったので、少し落ち着かない感じはした。
「おはよー」
「おっはー」
廊下の声が騒がしい。
それに、いつまでもここに突っ立っているワケにはいかない。
ボクは教室に入ることにした。

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緋い魔女と黒い蝶 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
書くって言ったので、「緋い魔女と黒い蝶」のあとがきです。
この作品は企画「蘇れ長編!」への参加用として書いたものです。
ポエム掲示板にたまに投稿している「造物茶会シリーズ」の前日譚に当たる「緋い魔女」の続編としてこのお話は書きました。
元々いずれ「造物茶会シリーズ」の番外編として書こうと思っていたのですが、こういう機会ができたので文字に起こしてみました。
まぁ前日譚の続編なんで、この話もまた「造物茶会シリーズ」の前日譚な訳ですよ。
でも正直読み手側は「これらの話がどう造物茶会に繋がるのか?」と思っているかもしれません。
正直これらの物語の共通点はたった1人のキャラクターだけであり、それ以外の要素は全然違うんですよね。
これらの物語がどう繋がっているのかはこれから「造物茶会シリーズ」の中で語っていきたいと思いますが、唯一言えることは「緋い魔女」→「緋い魔女と黒い蝶」→「造物茶会シリーズ」の順に時が流れていることです。
自分の執筆・投稿ペースから考えると全容が明らかになるのは先になると思いますが、まぁ気が向いたらでいいのでお付き合いください。

では今回はこの辺で。
来週から「ハブ ア ウィル」の新エピソードを投稿するよ!
テトモンよ永遠に!でした〜

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