表示件数
0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 年末のごあいさつ2025

どうも、テトモンよ永遠に!です。
あと5時間くらいで今年が終わりますね…
というわけで今年の振り返りです。

今年もここで色々投稿したけど…なんか「ハブ ア ウィル」も「造物茶会」もエピソード数的にはあまり進まなかったような気がします。
でも投稿回数はあまり減っていないはずなので、1つ1つのエピソードを長く書けるようになったのかなぁ。
あと「ハブ ア ウィル」も「造物茶会」も番外編をちょこちょこ投稿していたので、本編が進まなかったのはそういうこともあるかもしれません。
それでも、今年も楽しく創作できたのでよしとしましょう。

それと私情になりますが、今年は「就活の準備するぞー!」と気合を入れていたけど、あんまり進められなかったな~と思います。
障がい者だから他人に相談してもどうしたらいいのかよくわからなくて、結局健常者みたいにインターンに行くのを諦めざるを得ませんでした。
まぁ今度の春休み中に親に地元のハローワークに連れてかれるかもなーと思っているので、とりあえず今は自己分析を進めておこうかな(全然進んでない)。

そして今年はいっぱい創作したな、と思います(ここで企画といった形で発表したものはほんの一部)。
来年は就活と大学の卒論に追い詰められて創作してる場合じゃないかもしれないけど、一応学生時代の終わりを”創作人生の1つの区切り”とするつもりなので創作活動を続けられることを祈りたいです。
自分を見守ってくれた皆さん、今年もありがとうございました。

というわけで、今回はここまで。
次は年明けて来週の月曜日から、「ハブ ア ウィル」の新エピソードを投稿します。
また、同じく来週の月曜日から、前にちょっと言った通り”企画”を開催してみようかなーと思います!
今回は設定が細かすぎるのでどうにかわかりやすく設定を削らなきゃな~と思いつつ全然準備に手をつけていないけど、よかったら参加してね!

てなわけで、テトモンよ永遠に!でした~。
皆さん良いお年を~‼

0
0

二秘造物外出 Act 11

ナツィとかすみが衣料品店で服を選び始めてから暫く。
何着か試着をした結果、かすみはどれを買うか決めてレジで会計を済ませた。
そして2人は買ったものが入った紙袋を持って店をあとにした。
「…ホントにそれでよかったのか?」
かすみ、とナツィは商業施設の片隅にある大手チェーンの喫茶店の、店外にある丸テーブルの周りに置かれたイスに座りながらかすみに尋ねる。
かすみは、イスの脇に置いた紙袋に目を向けつつ、うんと頷く。
「やっぱり、自分にはああいうフリフリした服はなんか違うと思って…」
「だからといっていつものと同じような白いブラウスを1着だけとか、ちょっともったいないんだけど」
かすみの言葉にナツィは頬杖をつく。
それに対しかすみは苦笑いした。
「やっぱりいつものが1番だからね」
自分にはそれがぴったり、とかすみは目の前のテーブルの上に置かれたミルクティーのグラスに手を伸ばす。
ナツィはなんだよ…と不満げな顔をした。
「…いいなぁ、ナツィと2人だけでお茶だなんて」
「きーちゃんは紅茶苦手だろ」
「でもナツィと一緒なら嫌じゃないもん」
「なんだそりゃ」
ナツィとかすみが囲むテーブルから少し離れたところにあるテーブルを囲みながら、キヲンと露夏はひそひそ話をする。
2人は商業施設内の書店で買った手頃な雑誌や本を買ったときの紙袋で顔を隠していた。

0

二秘造物外出 Act 8

それから暫く。
ナツィとかすみは商業施設内を少し歩いて、建物の一角にあるゴスっぽい服の店に入っていった。
かすみが“自分に似合う服を選んで欲しい”と言ったことでナツィは色々と迷ってしまい、結局ナツィが普段着ているような服が置かれているような店に入ったのだ。
それに関してナツィは申し訳なさそうにしていたが、かすみは別にいいよと笑っていた。
しかし、ナツィとかすみはキヲンたちにあとをつけられていることに気付いていないのか、キヲン、露夏、ピスケスは2人に勘づかれずに衣料品店に入り込めた。
「…なんか、ナツィが着てるような服ばかりだね」
「そうだな」
キヲンと露夏がそう小声で話しつつ、物陰から店の奥にある試着室の外の壁に寄りかかっているナツィを眺める。
ナツィはかすみのために何着か服を選んで試着をさせているようだった。
「…なぁピスケス、なんでナハツェーラーはゴスロリみてーな服の店を選んだんだ?」
露夏が不意に後ろでかがみ込んでいるピスケスの方を向いてる尋ねる。
「そんなの、アイツがいつもそういうのばかり着てるからでしょう」
あと、アイツが着てるのはゴスロリじゃなくてゴスね、と答えるピスケスに対し、露夏はそれはわかってるよ、と答えつつ試着室の方を見やる。

0
0

二秘造物外出 Act 1

暖かい光が辺りを照らす昼下がり。
路地裏を金髪に白いカチューシャをつけたコドモが、鼻歌交じりにスキップしている。
金髪のコドモはやがて小さな喫茶店が1階に入る建物の裏口の前で立ち止まると、おもむろにその互い違い戸に手をかけ開いた。
そしてなんてことない雰囲気で、コドモは玄関に入り扉を閉めて靴を脱いでから、薄暗い廊下を歩いてその中程にある階段を上っていく。
しかし、金髪のコドモは階段を上がり切って廊下の奥にある物置の手前でぴたと足を止めた。
どうやら中から聞こえる話し声が気になったようである。
「…つまり、自分と一緒に出かけたい、ってこと?」
金髪のコドモが開きかけの物置の扉から中をそっと覗くと、室内には紅茶セットが置かれたテーブルの傍に置かれたイスに短い黒髪でゴスファッションのコドモが座っており、その傍にジャンパースカートにエプロンをつけたコドモが立っていた。
「まぁ、要約すると、そう」
黒髪のコドモは恥ずかしそうに俯く。
「最近あんまり2人で出かけてないし、たまにはいいかなって…」
黒髪のコドモは両手の人差し指を突き合わせてモジモジした。
それを見てジャンパースカート姿のコドモはふふと笑う。

0
0
0
0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 23.オウリュウ ⑭

「ヴァンピレス‼」
何で出てきた⁈とネロが怒号を上げる。
「何でって、わらわは異能力を奪いに参りましたの」
貴方がたの、ね‼と不敵な笑みを浮かべながら、ヴァンピレスはその右手に白い鞭を出してわたし達に向けて振るった。
ネロは咄嗟に目を赤紫色に光らせて右手に黒い鎌を出し、それでヴァンピレスの鞭…具象体を受け止める。
「ネクロ‼」
耀平が思わず声を上げるが、ネクロマンサーは皆逃げろ!と叫ぶ。
「コイツはボクが、ここで食い止める‼」
ネクロマンサーは具象体の黒い鎌を振るって白い鞭を弾いた。
弾かれた白い鞭はヴァンピレスの元へ縮むように戻っていき、持ち主のヴァンピレスは不機嫌そうに顔をしかめる。
「あら、抵抗すると言うのね?」
その言葉にネクロマンサーは、当ったり前だぁ‼と言い返した。
「ボクらの大切な一部を、奪われてたまるかぁ!」
ネクロマンサーはそう声を上げると、ヴァンピレスに向かって駆け出す。
「…よし、今の内に逃げるぞ!」
ネクロマンサーがヴァンピレスを食い止めている姿を見てから、耀平はわたし達4人に声をかけた。
わたし、黎、師郎は静かに頷く。
しかし霞さんは状況が飲み込めていないのか、あ、うん…とぎこちなく返した。
そんな霞さんを見た耀平は、行こう!と彼の手を取って走り出し、わたし達もそのあとに続いた。