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イカにゃんキャラに質問!#1

御影結月に質問!


Q1犬派?猫派?
A 猫だろ。可愛い。犬の散歩めんどくさい。
毎日できない。とにかく可愛いから、猫!

Q2好きなアーティストは?
A [ALEXANDROS]。みきとp。須田景凪。
KEYTALK。

Q3どうしてそのアーティストが好きなの?

[ALEXANDROS]
洋平先生すげえええ!カッコいい!ああなりてえ!つかみんなカッコいい!

みきとp
面白い。クセになる。リズミカル。

須田景凪
文才の塊。やばい。こっちもリズミカル。日常を見つめてる、感じが好き。もう、エモい。

KEYTALK
なんか好き。どことなくチャラい感じが好き!
ユニーク。型にはまってないのがいい!みんな演奏マジで上手い!

Q4そのアーティストの曲で好きな曲は?
[ALEXANDROS]
全部好き。マジで。
でもやっぱりAdventure は大好き。
思い出の曲だし。


みきとp
ロキ
いーあるふぁんくらぶ
39みゅーじっく


須田景凪(バルーン)
パレイドリア
Cambell
レド
シャルル
メーベル
雨とペトラ
花瓶に触れた etc...


KEYTALK
全部好き。マジで。
中でも好きなのは、
テキーラキラー。 最高!茜色も大好き!
暁のザナドゥはもうカッコいいしか言えない。



【続く】

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質問募集します!てゆーかもう、ネタ切れです。
ください。いつでもいいです!幾つでもいいです!ください!お願いします!全部答えるので!



お願いします!
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1

世にも不思議な人々⑩ 不審者は良い人その3

不良BとC、逃げようとするも再び展開された例のバリアに阻まれ諦める。
若者「ところでよォ…。ライターってさ…。火炎瓶に似てないか…?中に燃料が詰まってて、火をつけるためのアイテムってところがさ」
そう言って、若者さんコートのポケットからライターを取り出す。
不良A「……は、はい?」
若者「あ?誰が話して良いっつった?」
不良A「す、すいません……」
若者「『すいません』たァ何だ!キチンと『すみません』って言えや!……まあ良い。さて、ここにライターがある。火をつける。それを……」
若者さん、不良にそのライターをぽいと投げる。
不良A「え…?ひ、ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!」
不良、一瞬で大炎上(物理)。
私「あ、あの!」
若者「あぁ?…と、君か。すまないね、怖がらせるような返事をしてしまって」
私「いえ、そろそろ勘弁してあげたほうが…」
若者「むー…。君が言うならそうしようか」
若者さん、今度はコートのポケットから小さな折りたたみのバケツを取り出す。
若者「さて、最後の手品だ。5秒ほど待て。5,4,3,
2,1,はい、満水になった。すごいだろ」
そう言って水を不良にバシャッとぶっかける。不良についた火は無事消火されたものの、ショックで気絶した模様(残り二人も同様)。
私「こんな物騒な出来事100%トラウマなるので記憶は消しておきましょう」
若者「そんなことができるのか?」
私「できます」
若者「記憶の操作とかその手のやつか?」
私「いいえ。それも出来るってだけです……完了しました」
若者「へえ。お疲れ様。…一体どういう能力なんだ?」
私「『メトロポリタン美術館』。『出来ると信じたことは何でもできる』能力です。微塵も疑っちゃいけないのです」
若者「何それ、万能過ぎんだろ……」
私「あなたは?」
若者「僕のは、『おもちゃのチャチャチャ』だ。『触れた道具によって不思議な事象や変化を起こす』能力だよ」
私「あなただって私に負けず劣らず多機能な能力じゃないですか。……じゃあ、あなたのは、『チャチャ』、とかですかね?」
若者「何それ?あだ名?」
私「ええ、まあ。そんな感じです」
若者「まあ良いや。気をつけて帰りなよ」
私「はい。ありがとうございました」

2
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世にも不思議な人々⑨ 不審者は良い人その2

「今『も』って言ったよね?」
「はい」
「てことは、君、或いは君の知り合いが能力者であるってことだよな?」
「はい。私もそうですし、他に能力者の知り合いが四人います」
「マジか」
「マジです。今度紹介しましょう」
「マジで」
「マジです」
「そういえば、貴方ずいぶん色々やってましたけど。能力って一人に一つって暗黙のルールあるじゃないですか。一体どういう……」
ここで件の若者が突然視界から消えました。少し探すと、左の方の地面に突っ伏していました。右を見ると、あの不良たちが居りました。恐らく彼等に殴り飛ばされたか蹴り飛ばされたかしたのでしょう。以下、事の顛末。
不良A「ついに見つけたぞォクソッタレが!」
若者「……へ?」
不良A「クッソ、さっきは良くも邪魔してくれたなァおい?テメエ、ぶっ殺してやる!」
不良たち三人がかりで若者を殴る蹴る。
若者「あ、こら、くそ、ぎゃ、や、止め、うが」
不良たち、まだまだ殴る蹴る。若者、攻撃を受ける度何か言ってる。
不良A・B・C「おら!オラ!くそ!死ね!良くも邪魔しやがって!この!ウドの大木が!」
不良たち、意外と言葉知ってた。
若者「あ、ぎゃ、いや、ちょっ、待て、腹、腹はやめ」
まだまだ殴る蹴る。若者もまだ何故か平気そう。
不良s「オラ!くそ!死ね!死ね!死ねェッ!」
若者、ここでついにキレる。
若者「ぎゃ、あ、が、おま、えら、良い加減に、しろやああああああぁぁあッッ!!!」
不良たち、怯んで攻撃を止める。若者平気そうな顔で立ち上がる。
若者「お前らよォ……、年上に対して敬意ってものが足りてねえんじゃねえの……?学校や親は目上の人間は蹴るモンだと教えてたか……?違うよな…?」
不良たち、怯んでいて何も言えない。
若者「お前らみてーな社会の癌みてーな奴らはよォ……きっちりと裁かなくっちゃあいけねえよなァ……ン?」
不良たち、まだ硬直してる。
若者「えーっと……、お前。その真ん中の奴。お前がリーダーか?」
不良A「……は」
若者「返事はァッ!!イエスか!ノーか!」
不良A「は、はいぃ!その通りです!」
若者「あ?不良のリーダー?ふざけたこと誇ってんじゃねえぞ?」
不良A「いえ、別に誇っては…」
若者「口答えすんじゃねえ!!」
不良A「すいません!」

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世にも奇妙な物語⑧ 不審者は良い人その1

こんにちは。リータです。つい先日、私はこの街を平和な良い街だと言いました。……しかし、撤回します。やはりどこの街にも、不良の類はいるようです。なぜなら現に今、絡まれているのですから。
本当にすぐの出来事でした。興味本位で路地裏に入り込んでみたら、数十秒後には奴らに取り囲まれていました。
困っていると、誰かが声をかけてきました。
「やあそこのお嬢さん。お困りかい?」
そこには、コートを着た若い男性が立っておりました。
「はい。大変お困りです。助けてください」
「了解!」
そして彼は何か小さな物を投げつけてきました。それは、私と不良の間で円形のバリアになりました。
「無事かい?」
「はい」
「ここから逃げたいのだが、都合上ちょっと僕に掴まっててもらわないと困るんだけど、大丈夫かな?」
「はい」
「……君が将来、悪い大人に引っ掛からないか心配だよ……。じゃあ、できるだけしっかり掴まってて」
私がその通り、彼の肩辺りにしっかりと掴まったら、その瞬間彼はものすごいスピードで動き出しました。危うく振り落とされるところでした。
しばらくして、安全と思われる場所で彼はようやく停止しました。
「はぁ……。無事?」
「はい。ありがとうございます」
「いや、良いんだ」
「貴方も能力者だったんですね」
「うん……え?『も』?」

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大乱の端

今は放置された旧ソ連軍の軍事基地跡地、得体の知れない物体と戯れる
彼の楽しみを引き裂くドアの音
「クッソ、またここに来るとは」
しっかりとした格好とは裏腹にがさつな言葉が飛び出る女が入ってきた
「...」
彼の表情は凍ったように無表情で、まるで無機物だ
「用件はなんだ、スクリーチ」
「アンリーシュ様の命令だよ。お前がこれを修理しろとさ」
黒いものが握られてる。砲塔の核のようだ
「音波砲か...スクリーチ、派手にやったな...高く付くぞ」
「私じゃねぇよ!ノックアウトの野郎がしくじったんだ。まったく、何で私が飛び回ることになるのかねぇ」
よほど不満だったらしい。が、彼は無視して続ける
「まぁいい、そこに試作機のヒートブレードがある。持ってくといい」
「おいおい、また爆発しねぇよな」
とは言いつつ手に取り素振りをする
「それはショックだな。今回も理論的に完璧だ」
「だといいがな」
試しにスクリーチは起動してみる。なるほど、今回は本当に大丈夫そうだ
「...4日はかかる。ウェーブに報告しておけ」
「ロジック、お前がやれよ」
「私は忙しい。報告ついでに溶液のタレットコアを持って来てくれ。場所はわかるだろスクリーチ」
「だからなんで私なんだ!」
「それが論理的だからだ」
折れたスクリーチスクリーチはぶつくさ言いながら部屋をあとにした

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世にも不思議な人々⑦ 彼女らにも名前を

少女1「こんにちはー…」
キタ「おお、いらっしゃい。待ってたよー」
オータロー「あれ、確か……」
ラモス「あれだ。この間間違えて入って来た奴。……と、もう一人いるな」
少女1「こちら、私のお友達です。彼女も能力者なんですよ」
少女2「………」ペコリ
キタ「ああ、喋れないのか」
少女2『でも、こうやって会話できます。こちらからの一方通行ですけど』
キタ「へえ。面白い能力だ」
オータロー「え、何があった?」
ラモス「雑談はここまでにして話進めんぞ。今回はお前らに名前をつけようと思う」
キタ「つけるの僕だけどな。で、君、能力はどんなの?」
少女1「私のは、『メトロポリタン美術館』の能力で……」
少女1の能力『良イ?私ノ言ウ通リニ説明スルノヨ?』
少女1「えーっと………。『私ができると心の底から信じたことなら、何でもできる』、です」
キタ「ありがとう。そうだな……リータ。リータでどうだ?」
リータ「分かりました。それで大丈夫です」
少女2『ねえ、私は?』
キタ「そうだったね。何て曲なんだい?」
少女2『みんなのうたで、初めて流れたボカロ曲の「少年と魔法のロボット」です』
キタ「OK。じゃあ…、マホ。これで良い?」
マホ『はい!ありがとうございます!』
ラモス「案外とあっさり終わったな。何か話題ないか?」
オータロー「そうだな。今日来るとき見た変な奴の話とか?」
キタ「どんなの?」
オータロー「この暑いのに、コート着てフード被って歩いてた。流石に袖まくりはしてたけど」
マホ『えっと、不審者だね、ねぇリータ』
リータ「そうだね、マホちゃん。不審者だ」
キタ「不審者だね」
ラモス「不審者だな」
オータロー「これは新キャラか?」
キタ「真相はまた今度な。今日はもうお終い。解散!」

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世にも不思議な人々⑥ 彼らとはまた別の人たち

私の住む街は、都会と言うほど発展している訳では無いですが、田舎と言うほど未開でもない、近くの都市のベッドタウンです。
子供の遊び場はもっぱら、駅近くのショッピングモールか、噴水のある大きな公園。気候は温暖で治安も良く、人々はみんな優しい、そんな平和な街です。地元であるのを差し引いてもかなり良い所だと思います。
この間、男の子が二人、とんでもないスピードで追いかけっこしているを見ましたが、特に変わったところもない所です。
しかし、事件は無くても事故はあるようで、目の前で私と同じくらいの歳と思われる女の子が、トラックに轢かれそうになっているところに遭遇してしまいました。何とか助けられないかと考えていると、頭の中に声が聞こえてきました。
『ネェ貴女、願イガアルデショウ?』
(はい?ああ、はい。あの子を助けたいです。けどここからじゃ間に合わない……)
『大丈夫。私ノ力ヲ貸シテアゲル』
(力?)
『イメージシテ。貴女以外ノ全テノ時間ガ止マッテ、貴女ダケガ自由ニ動ケルノ』
三日前に読んだ漫画に、時間を止める能力者が登場していたので、それは簡単でした。ちなみに私は、少年漫画も好きです。
『イメージシタラ、後ハ信ジテ。貴女ニハソレガデキルト』
こんな不思議な事は中々無いものですから、すんなり信じてしまいました。すると、頭の中に聞き覚えのある楽しげなメロディが聞こえてきて周りのあらゆるものが止まりました。
そして件の女の子を歩道まで引きずり、これで安全とため息を吐いた瞬間、また周りは動き出しました。
『ありがとうございます。あなたが助けてくれたんですよね?』
「うん。……あれ?」
助けてあげた彼女の声は、さっきの声みたいに頭の中に直接聞こえてきました。
「……どういうこと……?」
『あなたも能力者なんでしょ?私にも力があるんだけど、頭に聞こえる曲は、NHKみんなのうたで初めて放送されたボカロ曲、「少年と魔法のロボット」。能力は、自分から相手への一方通行のテレパシー。あなたはいったいどんな能力なの?気付いたら歩道に瞬間移動してたけど』
「えーっと、私の能力は…」
『貴女ノ能力ハ、自分ガデキルト信ジタコトヲ現実二デキル能力ヨ』
「できると思えばできる能力……?」
『アハハ、何それ!』
彼女は障害で話せないんだとか。ちなみにお友達になりました。

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2

名前をつけよう

少年「あれ、ここどこだ」
青年「詳しくは上を見てもらえれば」
少年「メタいこと言ってますな」
不良「おい!何だここ!何で俺縛られてんだよ!ほどけー!はなせー!」
少年「あ、起きた」
青年「まあまあ落ち着き給えよ。実はかくかくしかじかでして」
不良「ああ、そういうことかよ。けど何でわざわざそんなことを?」
青年「呼び合うとき不便だろ」
少年「現在の役名はだいぶテキトーですしねえ」
不良「じゃあ最初から名前考えときゃ良かったろーがよ」
青年「それには複雑な事情があってな……」
少年「というと?」
青年「作者が個人名を考えるのが苦手」
少年「確かに。過去の作品も個人名が出てないのが多いな」
不良「メタ発言はどうでも良いから、とっとと話進めよーぜ」
青年「えーっと、まあ、とりあえず僕のことは、能力の『北風小僧の寒太郎』から取ってキタさんとでも呼んでくれ…次にお前は『どこの東海道中膝栗毛だよ』と言う」
不良「どこの東海道中膝栗毛だよ……ハッ!」
青年「そして君は、『馬鹿だな。相手の言ったのと違うこと言やあ良いのに』と言う」
少年「馬鹿だな。相手の言ったのと違うこと言やあ良いのに……ハッ!」
不良「話進めんぞ。じゃあ、次は俺。能力は『まっくら森の歌』。『追跡・足止めのための行動に大きな補正がかかる』って能力だ。それを踏まえて何か良いのあるか?最年長のキタさんよォ」
少年「それで僕を追いかけられたのか。あの金属バットも僕が逃げようとしてたからあんなことになったんだな」
青年「え、何だろ。ラモス?」
不良「何でだよ。取るところ微妙だな」
青年「てかまっくら森の歌って…w。選曲が特殊だな。他にはもう…マックくらいしか」
不良「じゃあラモスで良いや」
少年「良いんだ。次は僕だね。能力は『およげ!たいやきくん』で、『逃走・回避に大きな補正がかかる』ってやつだ。曲名から取るならどんな感じになる?」
青年「およ……た………。オータロー!これでどうだ!」
少年「承太郎?」
青年「違う」
少女「すいません、ここで合ってましたか?」
少年・不良「「………誰?」」
青年「やあお嬢さん、君の出番はもう少し後だから、その時にまたね」
少女「ありゃ。うっかりしてました。それでは失礼します」
不良「何だったんだ………」
青年「新キャラかな」

2
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カップラーメンを語ろうの会 #1

結月「えー、作者がカップラーメンを語ろうの会やるって言っちゃったので、イカにゃんの小説キャラ全員集合してます。今回は僕が司会やらされるみたいです。よろしくね。」
全員「イエーイ(棒)」
雨月「作者〜全員居る必要あるの〜?まず私達3人とそっちの五人は出会ってもいないのに。
ねえ、風花?」
風花「それな〜。私ら居る必要ねえだろ。早く帰らせろ。」
結月「はあ?何先に帰ろうとしてんだよ。抜け駆けしてんじゃねえよ。」
風花「お前らみたいな人間、その気になれば。魔法一発で殺せんだよ。」
結月「は?お前なんのつもりだよ。」
風花「喧嘩売ってんのか?御影結月。」
美月・彩月・玲・時雨・涼香・雨月
「「「「「「二人共ストップ!」」」」」」
結月「…」
風花「…」
時雨「ここで喧嘩されると困るんだよ。本編だと喧嘩する予定ないから、あんまり喧嘩しないで。」
時雨以外(((((((なんか…メタい)))))))


五分後


結月「皆さま大変失礼致しました。早速、なんのカップラーメンを語ってほしいか、どんな意見があるかレスください。つまんなかったらつまんないって言ってください。すぐにやめます。」
全員「みなさんよろしくお願いします!」

【続く】

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見える人

青年は立ち止まって不良の方に向き直った。
「あなたに何ができるっていうんですか。心を読む程度じゃあんなの止められませんよ!」
「君は一つ勘違いをしているぜ。僕の能力は『心を読む能力』じゃあない。……さあ、もう心配は無いよ」
不良を見ると、走る軌道が少しだけ右に寄っていた。そして僕らと5mほど間を開けて停止した。
「いったいどうしたんだ…?」
「君は『逃げる能力』を使う時、頭に何かしらの童謡が流れるだろ?僕もそうなんだよ。僕の頭に流れる曲は、『北風小僧の寒太郎』。その能力は『普通なら見えないものを可視化する』ってものでね。今はやつに対して空気を可視化してるんだよ。霧みたいに真っ白なのか、はたまた真っ暗なのか、もしかしたら緑や黄色や紫かも知れない。とにかく彼には見えてるんだ。そのせいで僕らの位置がつかめないでいる」
そして彼は、銃のような形状の物を取り出した。
「それは?」
「僕の七つ道具の一つ、発射式スタンガンだよ。さっきここには何も無かっただろ?その過去を可視化すると…ほら、見えなくなる」
そう言ってスタンガン(既に見えていない)を不良に向けて撃った(そんな素振りをした、と言った方が主観的には正確かな)。あわれ不良は、訳も分からず気絶してしまった。
「あとは七つ道具の一つ、特製ロープで縛って…はいできた」
「おお………。いともたやすく行われるえげつない行為……」

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金ではない斧 銀より良い素材でできた斧

ある日、樵が森で木を切っていると、うっかり手が滑って斧を近くの沼に落としてしまいました。樵が、まずいなー、木って鉈だけで切れるのかなー、なんて考えていると、沼の中から老婆が斧っぽい物を三本持って現れました。
「何だこの婆ぁ?」
「あたしゃこの沼の女神だよ」
「嘘つけ。女神がこんな不細工なわけあるかよ」
「あァん?舐めとんかクソガキが。呪うぞ?」
「分かった分かった信じるから。で、何の用?」
「アンタの落とした斧があたしの住居破壊しに来たから文句言いに来たんだよ」
「ああ、そう。まあ良いや。斧返して」
「人の話を聞け」
「人じゃないじゃん」
「口の減らない奴だな。で、アンタの斧はこれらのうちどれだい?一つ目はこの古い石斧。二つ目はこの鉄斧。最後がこの良ーっく鍛錬された玉鋼の斧」
「ああー………。二つ目だな」
「そうかい。ならこれは返してやらないよ。使い慣れない他の斧使って、手にマメ作って苦労するが良いさ。イーッヒッヒッヒ」
沼の女神は、残り二つの斧を置いて消えてしまった。
どうやら石斧は歴史的価値のある物だったらしく博物館に売ったら良い金になった。玉鋼の斧はありがたく使わせてもらっている。前の斧より楽に切れる。
最近あの女神は良い奴だったんじゃないかと思うようになってきた。

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追いかける人

「金属バットって、ふつう地面に刺さりますっけ?」
「普通じゃないから刺さったんだろうね」
「普通じゃないって……?」
「君ならもうその答えを知っているはずだ」
ええ、まあ、はい。恐らくその答えであろうものと似ているであろうものが僕の中にもありますからね。
「これ、どこから飛んできたんでしょうか」
「んー、ここから約40m先、あの男が投げたやつだね」
そう言って青年が指差した先には、件の不良の一人がすごい剣幕で居りました。
「あれ、知り合いかい?『あの野郎カツアゲ成功率100%の俺の顔によくも泥塗りやがったな。ブッ殺してやる!』みたいな顔してるぜ。奴との距離残り約20m。逃げるなら早くしな」
青年がそう言うので、僕は『およげ!たいやきくん』を発動し、全力で逃走を開始した。
それから五分後、件の不良は意外と足が速かったのか、まだ追いかけてきていた。
(おいおい、嘘だろ……。僕、結構なスピードで逃げてるんだぜ。何で追いつけるんだ?まさか僕の力みたいに、『追跡が上手くなる能力』でもあるってのか?けどそれだとバットの謎が解けないしな)
「やあ少年。苦労してるね?」
あの怪しげな青年がまた現れた。自転車に乗ってやがる。
「ええ…。どうしましょうこれ」
「君さ、『空気』って見えるか?」
「はあ?」
「だからー、空気だよ。約八割は窒素でできてて約二割が酸素、残った1%にも満たない中に色々入ってるあれさ」
「見えるわけ無いでしょう」
「そうだろう?……だから良いんじゃあないか」
「…へ?」

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 3.セイレーン ①

寿々谷市で一番栄えている所は?と聞くと、多くの人が「寿々谷駅前」と答えるぐらい、寿々谷駅前は栄えている。
市内に1つしかない鉄道路線が通り、駅前には大きなバスロータリーがある。
近くには市内で一番大きいらしいアーケード商店街があり、学生たちのたまり場、ショッピングモールもある。
他にも病院、市役所など、様々なものがあり―市の中心部、という言葉が相応しい場所だ。
わたしは、駅自体を使うことは少ないけれど、ショッピングモールや塾へ行くために、よく近くまで行く。
だが今週は、ショッピングモールに行こうとは思えなかった。―なぜなら、”彼ら”に出会ってしまうかもしれないと思うからだ。
一緒にいて、とにかく楽しかった”彼ら”。友達がほとんどいないような状態だから、友達になれると思ったのに、―なのに。
―”異能力”にまつわる物事に、常人は下手に関わっちゃいけない―
手を伸ばせば届きそうなのに、”彼ら”は自ら離れて行ってしまった。
もしかするとわたしは”誰かと一緒”は無理なのかもしれない、そう思った。
でもさすがに独りは嫌だった―が、かと言ってまた”彼ら”に会いに行くと、嫌がられそうな気がする。
学生が多く集まるショッピングモールに行って鉢合わせたら、ものすごく気まずくなりそうな気がして、今週は行こうとは思わなかった。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ㉒

「あぁ…まぁそうだよ。そうじゃなかったら追っ払ってる」
「俺もそんなだな。最初は耀平のノリに乗ってただけだけど」
「ボクは興味なかったよ? ただこれ以上関わり過ぎたら嫌な予感しかしないから、とにかく嫌だったけど」
今日一日、ネロの表情が終始不機嫌そうだった理由が分かってしまったような気がした。
少しの間、彼らはわたしを見つめていたが、耀平が「行こう」と言ったことで、また歩き始めた。
このままじゃ、彼らがわたしから離れていく―そう感じて、わたしは思わず叫んだ。
「わたしは、わたしは、ただみんなと仲良くしたいんです! だから興味だけで付き合ってるとしても―」
「―馬鹿なの?」
不意に、彼らは立ち止まった。
「…え?」
「…異能力者っていうのは、本来常人は絶対知らないものだ。その存在が知られないからこそ、今の”平穏”は保たれてんだ…」
耀平が、静かに振り向いた。その目は黄金色に光っている。
「…お前、異能力のことをすごいとか言ってたけど、アレはおれ達の”平穏”を崩すかもしれねぇんだ…―”異能力”にまつわる物事に、常人は下手に関わっちゃいけない…絶対にな」
いつの間にか、他の3人もこちらを向いていた。―彼らの目もまた、光っている。
イエローゴールド、ブルーグレー、ダークグリーン、そしてレッドパープルの光が、無言で強く訴えてくる。
―常人は、異能力に関わってはいけないと。
わたしは、金縛りにあったように動けなかった。
夕暮れの、薄暗い路地裏には、ただただ近くの大通りを走る車の音だけが、響いていた。

〈2.コマイヌ おわり〉

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ㉑

「…アンタ、ボクらにずっとくっ付いていたけど、そーとー暇なんだね」
先を歩いていたネロが振り向いて言う。
「いや、それでもいいじゃん。別に他のみん…」
「それな! ずっとおれも暇で暇で仕方ないんだと思ってた。ま、本人の前で邪魔とか言えねーし」
耀平の発言に、わたしは凍り付いた。
「まーそうだな~、でも今邪魔って言っちゃったじゃん」
師郎が耀平に向かって苦笑する。
「にしてもさー、耀平、何でアイツのこと助けたの? 例外中の例外の、本来なら異能力のことを知るハズはないのに、知ってしまった常人に、”異能力者”として情を持たせてもいいの? フツーアウトでしょ」
ネロの言葉に、耀平はぴたりと足を止めて応えた。
「え、単純に面白そうだったから、それだけだぞ? 異能力を知ってしまった常人という面白い存在の前で、能力使ったらどうなるか、そういうキョーミ」
え…? わたしは言葉が出なかった。わたし、面白いモノなの…?
「耀平はいつもそんな調子で生きてるよな。ま俺もそう思ったけど」
「だろ⁈ やっぱそう思ってただろ?」
彼らがわたしによくしてくれてたのは、ただの興味からだけ…? わたしは、自分が勘違いをしていることにようやく気付いた。
「…待って、みんな、わたしと仲良くしてくれたのは、ただの興味なの?」
彼らは少しの間沈黙する。

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力ガ欲シイカ?

不良三人組に取り囲まれてピンチに陥っていた僕の頭の中に、声が聞こえてきた。
『力ガ欲シイカ?』
(は?)
『ダーカーラー、力ダヨ、パワー。ヨクアニメヤ漫画デ見ルヨウナ不思議ナ能力』
(はあ…。まあ、貰えるんなら欲しいさ。この場を何とか切り抜けられるような力が!)
『ヨロシイ。ナラバ私ノ力ヲクレテヤル』
そして頭の中の声は止み、代わりに聞き覚えのあるメロディになった。それを認識したときには、既に身体が半自動的に動いていた。
 ・
 ・
 ・
「ハァ……ハァ……ハァ……。いやさ……確かに言ったよ……あの場を何とか切り抜けられるような……ってさ……。けどさ……。もっと良いのあったよね⁉何だよ逃げたり避けたりが上手くなるだけって⁉もっとこう、念力とかさ!身体強化とかさ!夢のあるやついくらでもあったと思うんだよ!」
『ソイツァア仕方ナイッテモンサ。オ前ノ根ッコガ臆病ダカラ、私ミタイナノヲ呼ビ寄セルンダ』
ここまで来てやっと思い出した。あの時聞こえてきたメロディ、あれはストレスに耐えかねて海へと逃げ込んだ主人公の生涯を描いた子供向けの歌謡曲、『およげ!たいやきくん』だ。
駄目じゃん。あれ最後捕まって食われるじゃん。
『ナニ、細カイコトハ気ニスルナ』

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物質至上主義者たちがまた何かやってます。

「そういえばおにーさん」
「何だ?」
「私、おにーさんの名前知らないのですよ」
「奇遇だな。僕もお前の名を知らない」
「これまでは『おにーさん』と『おい、お前』で呼びあってましたからねぇ」
「お前は何という名前なんだ?人に尋ねる前にまず自分が名乗れとよく言うだろう」
「そうですねぇ……。じゃあ『ショーコ』とでも呼んでください」
「偽名かよ」
「本名は嫌いなので」
「そうか。しかし本名を明かさないような人間には名乗れないな」
「じゃあモノノベさんで」
「は?」
「とりあえずの名前です。お互いにだけ分かる名前ってことでどうでしょう」
「何故物部?」
「『物』質至上主義からとりました」
「そこか…。じゃあお前の名前はどこから来たんだ?」
「最初に会ったとき、私に『娼婦か何かか?』って訊いてきましたよね。そこからとりました」
「止めとけ。その由来はあまり良くない」
「じゃあモノノベさんが私の名前をつけてください」
「嫌だね。これ以上お前との縁を強くしてたまるか」
「3ヶ月も一緒に居て何を言いますか」
「うげえ。もうそんなになってたのか。しかしあれはお前が『愛を探すのを手伝ってください』なんておかしなこと言うから」
「もう見つかったと話した気がするのですが」
「そういえばそうだったな。じゃあもうお前と居なくて良いわけだ」
「そうですね……」
「ええいそんな寂しそうな面をするな!何だか悪いことをしている気になる」
「やっぱりあなた、良い人ですよね。もしかして私のこと結構気に入ってたりします?」
「まあ、会ったときお前が言った『物質的な愛』は結構良い言葉だと思ったが」

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ⑰

「…あいつの能力の話、ちゃんと聞いてた?」
あ、そうだった、とわたしは思い出した。そもそも目が発光してるし…そういえば、どういう能力だっけ?
「あいつの『人やモノの行動の軌跡が見える』能力を使って、お前の行動を追っかけてるんだよ。でも、あいつの能力じゃ、行動の”軌跡”は見えても、誰のものかの特定はできない。ここでネクロマンサーの登場だ。ネクロマンサーの『過去そこにいた人やモノが残していった記憶を扱う』能力で、記憶を見て誰のか判別してんだよ」
わたしの心を察したのか、師郎がご丁寧にも説明してくれた。
「…なんか、探偵みたいだね」
ふと思ったことを呟くと、師郎は目を丸くした。
「は? あの2人超バカだぞ? ぶっちゃけ俺以下だから」
「ちょっと気が散るから黙ってくれる?」
不意にコマイヌが振り返った。その黄金色の目はあの明るくおしゃべりな耀平のものではなく、むしろ獣のような恐ろしさが灯っていた。
その恐ろしい目に睨まれて、わたしは恐怖で沈黙したが、師郎は慣れているのか、すまんなと言うだけだった。
これ以上文句を言われるのは嫌だったから、わたしは黙って彼らの後を付いて行くことにした。

6

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ⑯

「”コマイヌ”、能力発動時はただでさえ目の色目立つんだからフード被れよ」
そう言いながら、ネロは彼のウィンドブレーカーのフードをひっつかんだ。
「あー忘れてた。でもお前の赤紫もめっちゃ目立つじゃん」
耀平、いいや”コマイヌ”が笑いながらフードを被った。
「そうだネロ、お前もちょっと手伝えよ」
何を思いついたのか、不意に彼は言った。
「は…あーはいはい、分かった分かった」
ネロは一瞬、意味が分からないという表情をしたが、すぐに理解したのかその目をあの時と同じ赤紫色に光らせた。
「んじゃ、行くぞー」
そう言って”コマイヌ”はおもむろに歩き出した。
その少し後ろにネロ、いや”ネクロマンサー”が付いて行った。
「そいじゃ俺たちも行くかーっ」
師郎のその言葉に、黎が微かにうなずいた。
「…ちょっと待って行くって…」
わたしはまた目の前でことがどんどん進んでいるせいで、混乱していた。
「ぐずぐずしてると置いてかれるぞ? アイツどんどん先へ行くから」
そう言って笑いながら師郎はコマイヌの背を指さした。
「そもそも彼…”コマイヌ”はどうやってわたしのストラップ探すの? 探す対象見たことないだろうし、そもそもわたしがどうやってここまで来たか知らないよね?」
思わずそう聞くと、師郎はちょっと驚いた。

1

愛をください

「ちょっとそこのおにーさん」
「何だお前。娼婦か何かか?」
「な訳無いでしょう。ただの世界に絶望したちっぽけな少女ですよ」
「ほう。で、そのちっぽけな少女が何の用だ?」
「世界に絶望した私ですが、そんな私でも『愛』ってものを知れば、まだ生きる気力がわいてくるんじゃないかな、なんて思ったりしたわけで」
「それで、僕に何をしろと?」
「はい、私に貴方の愛をほんの少し分けてください」
「無理だ。僕は物質至上主義の人間なんでね。そんな不確実な概念をどうこう、みたいなのは他所でやってくれ」
「まあまあそう言わず。もしも愛が与えたり貰ったりできるものなら、物質的な愛もあるかもしれないでしょう?一緒に探してください」
「『物質的な愛』か。なかなか面白いことを言うな。…ふむ。ではその発言に免じて少しくらいは付き合ってやろう」
「うわーいありがとうございます!」



「で、あれからもうひと月ほど経つが、愛は見つかったか?」
「さあ…。よくそんなに私に付き合ってくれましたね」
「それもそうだな。もう2週間早く諦めてた方が良かったんじゃないかと思わないことも無いが、せっかくだから最後まで付き合ってやろう」
「貴方、良い人ですね」
「止めてくれ。そいつぁあ買い被り過ぎってもんだ」
「もしかしたら愛ってものが見つかったかもしれません」
「ほう、唐突だな」
「ええ、大分唐突だと自分でも思います」
「何も無かったよな?」
「そうですねぇ。ところで神学的には、愛というものは4つに分類されるとか」
「へえ」
「神の絶対愛、隣人愛、友愛、恋愛の4つだそうです」
「それで?」
「まあ、そういうことです」