LOST MEMORIES CⅡⅩⅢ
「パプリのお母さんならさっきあっちで見た。きみとにてたからたぶん合ってる。
だから、一回おちついて。はなしをきいて。」
爆音は鳴り止まない。
少女は聡い。涙目で言う。
「わかった、がまんする。
はなし、きく。」
少年は頷いて、口を開いた。
「僕は、父さんと母さんとここにきた。父さんが、大きいはなしあいをするから、ウィザードの王さまのいえに行くまえによったんだ。
かえろうとしたときに、ばくはつみたいなのがおきた。父さんは、とびらがひらいたって言ってた。よくわからなかったけど、ふたりはいけっておい出された。父さんは中に入っていったんだ。母さんは僕をここまでつれだして、まってなさいって言って父さんをおいかけた。
僕も行きたかったけど、父さんと母さんに言われたから。中でなにかあったのはわかったから。
そしたら、パプリが中に行こうとしてたからとめた。」
神殿にいた多くの人たちが出てくる。走って逃げている。相変わらず、何かが崩れ落ちるような音だけは止めどなく大きく響いている。
「パプリ、その王さまの子どもしってるか?すごくあたまがいいってきいてるんだ。だから、なにかわかるかもしれない。」