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視える世界を超えて エピソード3:人怖 その④

「ちょ、ちょっと待ってください種枚さん⁉」
流石に命の危険を覚え、無理やり割って入る。
「ア?」
何故彼女が急に怒り出したのか、タイミング的にはおそらく『人怖』に関係してるんだろうけど、兎に角何としても彼女を宥めなければ、自分が死ぬ。
「良いですか種枚さん、自分は昔っから身を以て人間なんかより恐ろしい存在の、その恐ろしさを体験してきた人間ですよ⁉」
「………………それもそうか」
説得は成功したようで、種枚さんが瞬きをすると両眼は人間のそれに戻り、手も下ろしてくれた。
「悪かったね、突然ブチ切れたりして。どうにも地雷なんだ、『一番怖いのは人間』ってのが」
「そうなんですか……」
「それよりこの塀、どうしたもんか……」
種枚さんは塀に開けてしまった穴を見つめて思案している。よく見てみると、塀の破片は残らず凍結に巻き込まれ、思ったより目立った跡は残っていない。
「……このままでもバレなかったりしないかね?」
「流石にそれは無理があるんじゃないですかね……?」
それよりも何故凍っているのかということが気になる。
「……ん、この氷、気になる?」
「え、まあはい」
「私が熱くなりやすいタチってのは言ったっけ?」
「言われましたね」
「ほら、気持ちが昂ると熱くなるって話だったろ? 逆もまた然り、って奴さ」
「それで氷が張るレベルの低温になれるんです?」
「致死レベルの高温になれるんだから、この程度の低温になれても自然じゃない?」
「自然かなぁ……」

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視える世界を超えて エピソード3:人怖 その③

一瞬遅れて聞こえてくる破壊音。そちらに目を向けると、種枚さんの貫手が、自分の顔のほんの数㎜真横を通過し、背後のブロック塀に突き刺さっていた。
「……く、種枚さん?」
「なァ君」
「は、はい」
種枚さんが、表情だけは笑顔のまま話しかけてくる。
「霊感、欲しくないか?」
「え……」
ゆっくりと開かれた彼女の眼は、あの巨大な人影に遭った時と同じ、金色の虹彩と縦に切れ長の瞳、そしてあの時とは違って白目の部分が真っ黒に染まった、明らかな人外のそれだった。
「霊感、欲しいだろ? 奴らに対抗する力。何、ほんの一口怪異存在を喰うだけで良いのさ。喰ったものは身体を作る。多少人間を外れはするが、別に良いだろ? 今の君は人間だから私は手を出せないけど、ただの化け物に成り変わっちまえば、君を殺すのは私の義務だから仕方ないよね?」
ぐい、と目の前に顔を寄せ、何かを言い返す隙も無いペースでまくし立ててくる彼女の語調に、怒気と殺意が混ざっているのを感じる。
そういえば、背後からは何か冷気のようなものを感じる。ただの悪寒かと思ってそちらに目をやると、ブロック塀に突き刺さった彼女の手を起点に、薄く氷が張って少しずつその範囲も広がってきている。

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視える世界を超えて エピソード3:人怖 その②

「しかし、最近よく会いますね」
「そうだねェ」
歩きながら、種枚さんと言葉を交わす。実際、鎌鼬くんの件から2週間くらいか、ほぼ毎日彼女と会っていたり、姿を見たりしている気がする。
「まあ、君のことはそれなりに目ェ掛けてるからねェ」
「えっ」
「だって君、君は霊感こそ持たないが、霊視の才自体はほぼ先天のものだろう?」
「まあはい。物心ついた頃にはもう見えるようになってましたね」
「だろ? 君には素養があるんだ」
「はぁ……」
種枚さんは道端に立っていた不気味な雰囲気の女性の霊を締め上げながら、自分に笑いかけてきた。その手にあるモノさえなければ、もう少し魅力的にも見えるだろうに。

「ああそういえば」
ふと、本当に何の脈絡も無く、図書館で読んでいた本について気になったことがあったのを思い出した。
「どうしたィ?」
「図書館で読んでた本の中に、結構、何て言うんでしょう……所謂『ヒトコワ』? みたいな話がそれなりにあったんですよね」
「…………ほう」
種枚さんの足が止まる。
「種枚さん?」
「……ん、ああ続けて?」
消滅し始めていた霊体を投げ捨てながら答える種枚さん。
「あっはい。あの手の話って、割と『結局一番怖いのは生きた人間』ってオチが多くt」
顔のすぐ横を何かが高速で通り抜け、自分の言葉は遮られた。

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クリスマスクロスオーバー座談会

リンネ 「メリークリスマス!さぁクリスマスだ、皆、せいぜい楽しみ給え!」
優 「何で上から目線何時なんだよ!と言うか何でガキが音頭取りしてんだよ!」
リンネ 「ガキとはなんだい?私から見ればここにいる全員、赤子と大差ないのだよ?」
光 「うん、僕から見たら君も唯のガキに他ならないけどね。」
優 「知らねぇけど二人とも中高生にしか見えねぇよ!」
リンネ 「なっ...568だよ!全然ガキじゃないだろう!」
光 「残念だったね、僕は来年で713だよ。」
リンネ 「くっ...!」
優 「何だよここ人外しか居ねぇのかよ!」
蘭 「まぁまぁ、楽しければ善いんじゃない?」
ミル 「そうですよ。マスターが酔い潰れ無ければ何でも善いです。」
優 (不憫な奴...)
桜音 「と言うか皆さん、やたろうなるど阿呆のお陰でこんな風になっているわけですけど、何か思うところ無いんですか。」
光 「まぁ...あれでも4年間もの書きしてたし、ねぇ...」
桜音 「先生、言葉を濁さないでください。」
光 「ゔっ」
優 「まぁ善いさ、終わったらぶちのめしてやる。」
蘭 「さぁ、優がやたろうをぶっ飛ばすのが先か、優が酔い潰れるのが先か...うふふふ、見ものだね。」

ーto be continueー

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視える世界を超えて キャラクター紹介②

・種枚さん
鎌鼬くんを鎌鼬くんにした種枚さん。鎌鼬(妖怪)をボコボコにしていたところに遭遇した、当時まだ鎌鼬くんではなかった鎌鼬くんに鎌鼬(妖怪)の生き血をシェアしてあげた結果、鎌鼬くんは鎌鼬くんになった。
霊感をあげた相手のことを「息子/娘」と呼んでいる。ちなみに娘も一人いる。
霊感をあげる絵面は「怪異にかぶりつく→相手の顔を捕まえて片手で口を開けさせた状態に固定する→怪異の生き血を口移しで相手の口にだばぁする」なのでかなりホラー寄り。これ以上本気で誰かに霊感をあげるつもりは無いようです。

・鎌鼬
年齢:高校生  性別:男  身長:170㎝
種枚によって霊感を得た少年。いうなれば弟子。その時に喰らった怪異存在の性質が肉体に表出し、【鎌鼬第一陣】の力を得た。怪異の力に半分くらい飲み込まれかけていて、油断してると人間を捨てそうになるので、その度に種枚にボコられる。
※【鎌鼬第一陣】:鎌鼬のうちの1体の力。肉体を風に変化させ、高速で、自由に空間内を移動し、肉体の接触を感じさせること無く対象を転倒させることができる。発動中は同じ距離を短距離走のペースで走るのと同程度のスタミナを消費する。

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視える世界を超えて エピソード1:鬼子 その⑧

「多分これで本当に終わりだと思うよ」
声がした自分の隣に目を向けると、種枚さんがそこに立って腰に巻いたパーカーを着直していた。
「流石に体組織が燃え尽きて生きてられる生き物はいないと思うから」
「え?」
もう一度、人影の方を見る。まるでタイミングを見計らったかのように倒れた身体の随所から発火し、みるみるうちに灰の塊へと変わっていった。
「な、何が起きて……」
「知りたい?」
「それはまあ、はい……」
種枚さんが自分の額に指先を当ててくる。するとまるで針でも突き刺されたような痛み、いや高温が襲ってきた。
「熱っつ⁉」
「どうよ、熱いでしょ」
「何ですかこれ⁉」
「やァー、私興奮すると体温上がるタチでさァ」
「限度があるでしょう⁉」
「生命の神秘だよ」
とりあえず指は放してもらって、一度落ち着く時間をもらう。
「落ち着いたかい?」
「はい、ありがとうございます……助けてもらったことも含めて」
「それは気にしないでおくれ。人間を人外共から守るのは私みたいな力ある奴の義務みたいなモンだからさ」
最後に一度、こちらの肩を軽く叩き、種枚さんはどこかへ歩き去って行ってしまった。

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ファンタジーの設定だけ置いていこう:遠釣り

水棲の魔物を討伐・捕獲するための技法の一つ。

「釣り」と名につくように、大型の釣竿を用いて行う。

対象が生息する川や海、湖などの水際から最低数m~最大数十m離れた位置から釣り糸(対象のサイズやパワーによってはこれが金属製のワイヤーになるが、その場合も「釣り糸」と呼ばれる)を投げ、対象を地上に引き上げることで行動能力を低下させ、討伐したり生け捕りにしたりする。
この過剰なまでに取られる距離の目的は、対象を引き上げ戦闘する空間の確保、また対象に力で劣る場合に引きずり込まれるまでの時間を稼ぎ対応するためである。

また、この狩猟法は必ず2人以上で行わなければならない。
1人は竿を保持し、釣り上げる役割(「釣り手」と呼ばれる)。
そしてもう1人は、釣り手の横で望遠鏡や高台などを利用して水面の様子を観察し、釣り手が仕掛けるタイミングを指示する「観測手」。観測手を置く理由は、仕掛けの浮かぶ水面との角度と距離のために、釣り手からは目視確認が困難なこと、また基本的に大型の魔物に対して行う技法のため、釣り手は引き上げだけに集中すべきであることなどにある。
人手が足りている場合は、針投げ(最初に釣りのための仕掛けを水面に投げる役割の人員。また、仕掛けを投げる行為そのものも指す)、釣り手補佐、戦闘員などもう少しサポート要員を増やしたりもする。

ちなみに、針投げのスタイルにもいくつかの種類があり、地面・水面に対しほぼ水平に投げる「線投」、30~60度程度角度をつけて斜めに投げ上げる「純投」、水際近くで放ってから走って距離を取る「放走」、跳躍や踏み台など高低差を利用してやや下に投げる「降投」、弩型の専用器具を利用し機械動力で発射する「射投」などが知られている。

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横暴狩り その⑨

「むぅ……思ったより層が厚いな」
数度同じことを繰り返し、イグアナ・ドームに目をやるが、数匹剥がれて若干薄くなったその部分は、僅かに内側の空間に続く小さな穴が見える程度で、なおも形状を保っている。
「流石に面倒だなぁ…………それっ」
小さく溜息を吐き、その小さな亀裂に勢いよく片手を突っ込む。即座にイグアナ数匹が噛みついてくるが、構わずドーム内に向けて声をかける。
「掴める⁉」
返答の代わりに、その手を掴む感触が返ってくる。即座に、仰向けに倒れ込むようにして引き上げる。遂に爬虫類の壁から現れたのは、湊音よりやや幼く見える少女だった。
「助かりました……ありがとうございます」
「どういたしまして。……ところで、このイグアナ何とかしてもらえる?」
未だ腕に噛みついたままのイグアナたちを見せるが、少女は首を横に振った。
「すいません、私にできるのはこの子たちを呼び寄せることくらいで……いや正確にはこの子たちが勝手に群がってくるって感じなんですが。イグアナってもう少し大人しいって聞いてたんですがね……」
「それは残念」
噛みついているイグアナ1匹1匹に順番に異能を使い、口を開けさせて難を逃れた後、少女に向き直った。
「そうだ。君、異能の制御に興味は無いかい?」
「え、あります! もうイグアナに閉じ込められるのはごめんです!」
「それならちょうど良い。得意な人に心当たりがあるから口利きしてあげよう」
少女を引き連れて、湊音は雑居ビルの屋上を後にした。

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視える世界を超えて エピソード1:鬼子 その③

「……ここまで逃げれば、大丈夫かねェ」
路地を出て、ひと気の多い大通りを抜けて、再びひと気の無い細い道に入ってから、漸く『誰か』は立ち止まってくれた。
「あー……ありがとうございます」
「え? あーうん」
『誰か』はそう答えてから、思い出したように手を放してくれた。かなり力が強かったうえに爪も長かったのか、手首にはくっきりと痕が残っている。
「……ありゃ、ごめんよ」
手首を見つめていると、『誰か』は謝罪の言葉を述べてきた。
「私、力は強い方でさ。怪我になったりしてない?」
「あっはい大丈夫です」
「そりゃ良かった」
からからと笑い、『誰か』は被っていたフードを脱いだ。前髪が同じ長さに切り揃えられたショートヘア、金色に光る虹彩と縦に切れ長の瞳孔、にやりと笑った口元からは鋭い犬歯が覗く、凛々しくも少女であると察せる、そんな顔が現れた。
「私は種枚(クサビラ)、よろしく」
「あ、はい、よろしくです」
くさびら……キノコ?
「せっかく私が名乗ったんだし、君の名前も教えてほしいなー?」
「あー……と、自分は千葉っていいます」
「うんよろしく。ところで君」
種枚さんが尋ねてきた。
「『あれ』が見えてたよね?」
「え……はい。えっと、何て言うか、昔っから霊感みたいなものがありまして……」
自分の言葉を聞いて、種枚さんは一瞬きょとんとして、突然大笑いし始めた。

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視える世界を超えて エピソード1:鬼子 その②

人影が遂にその手を宙に持ち上げ、自分の顔に触れようと伸ばしてきた。あと数十㎝で奴の手が届くかというその時。
「やめとけよ化け物」
男声とも女声とも取れない、中性的な声が背後から聞こえてきて、影の動きも止まった。反射的に振り返ると、街灯に照らされて1人、誰かが立っている。
オーバーサイズのパーカーで顔と体型は隠れていて性別は分からないけど、自分より少し身長の低い、多分結構若そうな……。
「ほら、そっちの君。早く逃げなよ。『それ』、結構危ない生き物だよ?」
『誰か』は人影を指しながら悠然と歩いてこちらに近付いてきた。
「……何ぼーっとしてるんだよ。仕方のない奴め」
『誰か』は自分の横を通り過ぎ、人影の前で立ち止まった。
何をするのか見つめていると、動きが止まったままの人影の腕に手をかけた。
「なァー頼むよ、ここは私の顔を立てちゃくれないかね?」
人影は『誰か』の問いかけには答えず、空いたもう片手を伸ばしてきた。
「へえ、そうかい」
『誰か』が、人影の腕にかけていない方の腕を素早く振った。その瞬間、人影が今伸ばしてきていた腕が切り落とされたように、ぼとり、と地面に落ちた。
「ほら君、まだいたの。逃げるよ」
『誰か』はそう言って、自分の手を掴んで人影のいるのと反対側に走り出した。

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横暴狩り その⑧

イグアナ・ドームと格闘しつつ数分ほど待っていると、土くれ小人が数体組で引き返してきた。その手には長さ60㎝ほどの木の枝と軍手が1双携えられている。
「おやありがとう、素敵な気遣いまで」
軍手を履き、木の枝を手に湊音は再びイグアナ・ドームに相対した。
まずイグアナの1匹の頭を、枝で軽く突く。すると、別のイグアナが枝に素早く噛みついた。
(よし来た。さて、釣れるかな……)
イグアナが木の枝を放そうとしないのを確認してから、それを慎重に手元へ引き寄せる。やがて前肢がドームから離れ、あと一歩というその時、枝に更に重量がかかった。また別のイグアナ数匹が、持ち上がりかけていたイグアナを捕まえているのだ。
「……君たち、随分とこの『壁』を壊したくないみたいだね。中の人がよっぽど大切なのかな?」
枝を引く力を僅かに強め、片手が届く距離まで引き寄せてから、枝を咥えていたイグアナの頭に触れる。
(この枝にガッチリと食らいついた、その瞬間を『固定』した)
「これで君はもう……」
枝を勢い良く振り抜くようにして、イグアナを『釣り上げる』。
「離れられない」
枝を噛んでいたイグアナが引き上げられるのに巻き込まれ、他の数匹の個体もドームから弾き飛ばされた。

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横暴狩り その⑥

「小人くん。小人くん? いるかな?」
路地から大通りに出て、歩きながら人通りの減ったタイミングを見計らって湊音が呼びかけると、足下に土くれ小人が駆け寄ってきた。
「次の子のところまで案内してくれるね?」
小人は敬礼を返し、飛び跳ねるように湊音を先導し始めた。
(二人目は……何だっけ、何かの爬虫類が異能の対象だったと思うんだけど……。何か、随分珍しい生き物『だけ』が対象だったせいで、その印象しか頭に残ってないや)
土くれ小人が通りを外れ、2棟のあまり高くないビルの隙間に入り込んでいった。湊音はそれを一度は見逃したものの、姿が消えたことに気付いてからすぐに異能を発動して過去に遡るように捜索し、どうにか小人に追いついた。
(いやぁ危なかった、考え事しながら歩くのは危険だね。…………たしか干渉者級の異能者だったはず。どんな問題を起こしているのか、ひーちゃんは教えてくれなかったけど……まあ、さっきの子より恐ろしくは無いかな……)
考えながら歩いていると、頭上に重量物が落下、衝突してきた。気絶する直前に過去干渉を使い、回避しつつ落ちてきたものを両手で受け止める。
「…………あぁー、なるほどね」
黄緑色の鱗、縞模様のある長い尾、太く頑丈な肉体、背中に並ぶ独特の棘状のクレスト、若いながらも既に全長約1mはある大型爬虫類、グリーンイグアナだった。
「思い出した。次の子は『イグアナの干渉者』か」

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「とある小説について。」について

蘭「と言う訳で第一部は無事閉幕だねぇ。」

優「マジで、何で第一話から痛い台詞回しで殺されてるんだよ俺。」

蘭「善いじゃん。ちょっと面白かったよ、あれ。」

優「うわ、最悪。マジで最悪。散々な目にしか合わねぇじゃん。何でだよ。俺なんかしたか?」

蘭「まぁ特定のキャラに散々な目に合わせるのは作者の十八番だからねぇ。」

優「なんつぅ十八番だよ。酷えな。人間性皆無か。人間失格だよあいつなんか〜!!」

蘭「と言うかこう言うのって、普通作者がやるもんじゃないの?」

優「何だ、それなら『駄目人間は大人しく布団で寝てます、と言うか自分の作品についてとか書きたくない!』って言って引っ込んだぞ。」

蘭「ごめん、もしかしてやたろうって馬鹿なの?破滅的だよ?」

優「やめてやれ、本人曰く『馬鹿だけど廃人ではないつもり』らしいからな。」

蘭「先刻やたろうに『人間失格』って言ったのにその口が言うか。」

優「ゔっ...!」

蘭「兎に角、明日から第二部【とある小説と猫】開幕です!」

優「あっこいつ良いとこ持ってきやがった!」

蘭「是非ご覧ください!」

優「こいつ...まとめよる。」

「とある小説について。」沢山の反応、レス、ありがとうございました。明日から第二部「とある小説と猫」を投稿予定です。これからも宜しくお願いします。