エピローグ
シンジはとても心地のよい場所にいた
そして...
「木戸!」
「蓮...」
「行こう...」
「いくってどこに...おい蓮!」
真司と蓮は天国への階段を登り始めた...
「みんな、いなくなっちゃった...」
ルナは寂しそうに言った
「でも、平和になった...」
境界の中は、平和になった
しかし、失ったものは、多かった...
サクが目覚めたのは、魔導書をひろってから1週間後のことだった
むこうは時間の進みが遅いらしい
「朔...あなたそれ...ファイズギア!?それをどこで!?」
「サクヤさんに貰ったんだ...」
「サクヤ?誰よそれ」
あの世界が夢にまで思えてきた
しかし、向こうの世界でついた傷が痛む、あの世界は現実だったのだ...
そこから1週間後、夏休みも終わり、学校が始まった
「転校生を紹介する!」
ざわめく教室、入ってきたのは...
「月野 咲夜だ。みんな、仲良くしてくれ」
入ってきたのは、サクヤと瓜二つだった訳であって...